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遠い星からきたノーム 1

遠い星からきたノーム 1

遠い星からきたノーム 1

作家
テリー プラチェット
木村 直代
Terry Prachett
鴻巣友季子
出版社
講談社
発売日
1992-09-01
ISBN
9784062060981
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遠い星からきたノーム 1 / 感想・レビュー

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郷里

ノームが宇宙船に乗って故郷の星に帰ろうとする話。ドタバタギャグの中に「リーダーはどうあるべきか」とか「広い世界を知るとはどういうことか」とか、考えさせられるテーマが盛り込んであるから侮れない。ノームたちの、人間社会に対するおかしな解釈(〈シュッケツ・ダ・イ・サービス〉という恐ろしいバケモノがいると思っているところ等)に笑ってしまった。三部作だがページ数はさほど多くなく、スピード感あふれる展開でサクサク読めた。この作者の書く小説はユーモアたっぷり、風刺が効いていて、ギャグありシリアスありでとても面白い。

2009/04/07

天然梅干

テリー・プラチェット、安定感がある楽しさだけど、世界的大ヒットにはつながらなそうな作品。パロディや皮肉が入っているからか。小人が主人公だからか。テリー・プラチェットからは、ガリバー旅行記を書いたスウィフトと通じるものを感じる。(最近発売された『ブレイブリーセカンド』がネット用語やパロディが多くて批判が多いようだけど、パロディ感を出してしまうと、元ネタ以上の作品としては認められなくなってしまう、ということかな)

2015/05/11

のりたま

表紙で損してる。現代に生きる善良な小人の兄ちゃんが、モーセ的貧乏くじを引いてとんでもねーSFな展開を引き寄せる。

しいかあ

「借りぐらしのアリエッティ」の原作、メアリ・ノートンの「床下の小人たち」シリーズのパロディ作品(と、訳者の鴻巣さんが「ゴースト・パラダイス」の訳者あとがきで書いてた)であるとともに、2巻までは旧約聖書のパロディでもあるという、なんというか、いつものプラチェットな話。1巻がなんだかんだで一番好きかな。途方も無いプロジェクトをなんとか手に負えるものにするとことか、頑迷固陋な世論を何とか説得し、誘導して、一つの目的のために団結させるとことか、まるでこの本を読む子供たちを政治家にするために書かれた本みたい。

2011/06/20

tricot

結構おもしろい。なんかふと考えさせれる言葉が簡潔に書かれていたり。

2020/03/14

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