スワ氏文集
スワ氏文集 / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
朝日新聞掲載の随筆集。元名鉄勤務。名古屋生まれだが途中仙台などで暮らし小学校5年で名古屋に戻ってきたとのこと。お祭りでの「元気をだして、わっしょい、わっしょい」という掛け声に違和感があるとのこと。最初に自分が知っている目上の人達の声として、小さいころ聞くので親しみが涌く。知らない同世代の人達の声で聞けば、違和感があるのはうなずける。田植え、稲刈りなどがない土地での祭りは、戻ったらお菓子がもらえるからという誘導がなければ「元気」はでない。「お菓子がでるから、わっしょい、わっしょい」と頭で変換するとよいかも。
2013/11/28
おいしゃん
個人的に大好きな芥川賞作品「アサッテの人」の著者による、新聞に掲載したエッセイ集。予想以上に読みやすく、そして社会に対する論調が過激でビックリ。そして何よりビックリなのは、著者の経歴。もともと鉄道会社でサラリーマンをし、いまは書きつつ、地元の大学で准教授を務めているという。人生何があるかわからないなぁ。
2015/02/22
燃えつきた棒
朝日新聞の東海版に四年に渡って連載された同名コラムを本にしたもの。 図書館の返却期限の今日、図書館駐車場の車内でようやく読了。 リクエスト本の取置き期限でもあるため、もはや本を返却しなければならないので、今回は泣く泣く引用を断念する。 《時代錯誤な芸術至上主義者》を自認する著者の「芸」の幅と「技」の多彩さが愉しめるエッセイ集。 軽きこと、福永 武彦,中村 真一郎,丸谷 才一『深夜の散歩』の如し。 笑えること、井上ひさし『てんぷくトリオのコント』の如し。
2021/09/03
ぐっちー
地元民にしか分からない下らないネタから、日本国民全員が自覚すべきマジメな意見まで多岐に渡る内容。文体もいろいろで、遊んであったり挑戦的であったりで飽きさせない。時に哲学者のようであり、また時にはヘンタイであり、過激で痛快な持論の展開は痺れる。でも、結局名鉄ネタが一番好き。
2015/07/05
ハルト
読了:○ 小説とのギャップにびっくり。こんな方だったんですね。彼の恩師・種村季弘の名前がちょいちょい出ていて、ときめき。
2013/11/01
感想・レビューをもっと見る