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デビルマンレディー 2 (講談社漫画文庫 な 2-12)

デビルマンレディー 2 (講談社漫画文庫 な 2-12)

デビルマンレディー 2 (講談社漫画文庫 な 2-12)

作家
永井豪
ダイナミック・プロ
出版社
講談社
発売日
2000-07-01
ISBN
9784062607919
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デビルマンレディー 2 (講談社漫画文庫 な 2-12) / 感想・レビュー

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白義

人間の「知の進化」の歴史が抑圧した「力と欲望」の進化の可能性を現代社会の人間の悲劇と結び付けることで、かえって悪魔性と獣性、そして人間性を相対化し、その衝撃を問いかける、という、派手ではないが職人的な短編が多い。黒崎あおいの話や三田の話はむしろ人間の欲望による犠牲が更なるデビルビーストの欲望を連鎖する、といった内容で、他のビーストと違い単純にジュンが殺しておしまい、ではない興味深いストーリー。見ていると、ひょっとしたら人間は皆悪魔に進化した方がいいんじゃないか、とも思えてしまう

2013/12/07

不動 明

この漫画は色々な問題を我々に突きつけてくる作品だとやっと第2巻から分かった。それはジェンダー問題である。男性性による女性性への征服欲、そして女性性がそれを倒し殺してしまえば自らの性欲の充足は獲られなくなる…。ビーストとは我々にある人間のある一面である事は間違いないのだ、その内面のビーストとの折り合いと葛藤を強調したのがこの作品だ。確かにヒーロー感を求めて読むと残念感をもたらすかも知れない、しかし読み解く力を持って読めば興味ある作品だ。

2011/10/27

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