KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

筒井版 悪魔の辞典〈完全補注〉上 (講談社+α文庫)

筒井版 悪魔の辞典〈完全補注〉上 (講談社+α文庫)

筒井版 悪魔の辞典〈完全補注〉上 (講談社+α文庫)

作家
アンブローズ・ビアス
筒井康隆
出版社
講談社
発売日
2009-01-20
ISBN
9784062812528
amazonで購入する

筒井版 悪魔の辞典〈完全補注〉上 (講談社+α文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

アズル

とても読みやすい「悪魔の辞典」でした。何かの文庫のあとがきで「今、『悪魔の辞典』を訳している」と書かれていたのを読んでから、もう十数年経ってしまったんだなぁ、と驚きました。

2014/11/18

活字スキー

筒井康隆先生の手による、百年前の毒舌コラム集。読む前のヘンな期待値がちょっと高過ぎたかも。BOUNDARY【国境】名・一方の架空の権利をもう一方の架空の権利から隔てる架空の線。DESTINY【運命】名・暴君の犯罪行為の大義名分となり、愚者の失敗の言い訳になるもの。ECCENTRICITY【奇行】名・他人から自分を区別する一手段。あまりに安あがりなので馬鹿がこれを使い、おのれの愚かさを際立たせる。等々。アルファベット順で、上巻はA~Lまで。

2016/05/31

海老エミ

面白い。たまに開きたくなる常習の可能性がある。何かで存在を知ってるなと思ったらパタリロだった。卑屈な薄ら笑い顔で机に向かっている原作者が浮かんでちょっと人ごとじゃない感じがして悲しくなった。頑張ろ。

2019/11/10

レートー・タト

最後の丸谷氏の解説はいただけないが、重層的な機智に富んだ原文を、日本語なりの語調で翻訳・移植した筒井氏の本訳書は素晴らしいと思う。詩の部分などは機智の上に律動を帯びていて、凄く軽やかに読める。個人的には特に原文と付きあわせつつ読むのが非常に面白い。もちろん他の方がおっしゃっているように、100年前のアメリカの事情などを詳しく解っていないとよく解らないものもあるが。それにしても『悪魔の辞典』に散りばめられている詩の数々は、ビアスの限界を知らない天才的な詩才が溢れかえっているとしかいいようがない。

2012/06/27

はち

再読。相変わらずぷっつんしてる。前読んだ時も思ったのだけれど、百年前のアメリカのこと知らないとかなり分かりにくい。それでも、クスッとくるところはある。

2012/03/02

感想・レビューをもっと見る