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狼と兎のゲーム (講談社文庫)

狼と兎のゲーム (講談社文庫)

狼と兎のゲーム (講談社文庫)

作家
我孫子武丸
出版社
講談社
発売日
2015-10-15
ISBN
9784062932233
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あらすじ

智樹のクラスメイトの心澄望は、警察官の父親から暴力を振るわれて傷が絶えない。夏休みのある日、勤務中の父親のパソコンを壊してしまったと怯える心澄望と智樹がこっそりと家に戻ると、弟の甲斐亜の死体を始末している父親の姿が。慌てて家を飛び出した二人は、迫り来る怪物から逃げ切ることができるか?

狼と兎のゲーム (講談社文庫) / 感想・レビュー

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left7

少しトリックの入ったサスペンスといったところでしょうか。我孫子さんなので、どうしても全く想像していなかったようなトリックを期待してしまうのですが、そういうものではなくサスペンス重視のものでした。鬼畜の描き方はさすがは我孫子さんというものでしたが、それ以外は我孫子さんの作品にしてはイマイチだったかなという印象でした。テンポのよさはいつも通りでした。

2016/09/20

ミーホ

主人公がスリルにヒリヒリ感を味わう描写があったけど、正にヒリヒリ感を堪能した。小学生の頃に大人に絶望感を抱くって事を知らずに過ごせた幸せな小学生だったから、あの頃ののほほんな自分に置き換えると本当にスリル満点だった。まだ判断のつかない子供にとって親は絶対的な存在という図式が恐ろしいと感じる。罪を告発したい相手が、社会的に認められた立場の警察官というのも主人公に感情移入してヤキモキした。ラストに救いがあって本当によかった。読んでて疲れたけど、それだけ揺さぶられる文章だったって事。

2016/09/05

ジンベエ親分@flying-frog改め

本来は子供向けとして書き始めたのだが、「眠り姫とバンパイア」が書けたのでジュブナイルはそちらにし、改めて大人向けとしてメフィストに連載した、という経緯の本。確かにシンプルな「逃亡小説」というスタイルにその名残が見える。子供にトラウマを与えるような話を、と書き始めたが、こりゃどうマイルドにしても酷い話、と大人向きに路線変更したそうなのだけど、このくらいは大丈夫じゃないの?(笑)。デビルマンにも耐える子供を侮っちゃいかんよ(笑)。話はシンプルだが、それだけにかなり怖い。ラストはちと拍子抜けだけど。

2016/10/28

としP

恐怖感と疾走感と胸糞悪さのあふれる作品。「親子共々、クソだな(-.-)y-., o O」。まぁ、最後は一件落着ということで、何とか救いようのあるお話でした。

2017/06/06

ピエール

我孫子作品9冊目。主人公・智樹がクラスメイトの心澄望と共に、凶悪な心澄望の父親から逃げ回る逃亡サスペンス。読み終えてみて、相変わらず我孫子先生は(いい意味で)ゲスい作品を創りだすのが巧いな~という印象を抱きました。そもそも本作のプロットは児童向けのミステリーランド用に考え出されたものらしく、「こどものトラウマになるような物語を書こう」という点からの着想であることが、何か大事なものを失っている気がします(笑)。他の我孫子作品と比較すると切れ味薄く感じるかもしれませんが、自分は中々満足した一作でした。

2016/02/28

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