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推理の時間です

推理の時間です

推理の時間です

作家
法月綸太郎
方丈貴恵
我孫子武丸
田中啓文
北山猛邦
伊吹 亜門
出版社
講談社
発売日
2024-01-18
ISBN
9784065342107
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推理の時間です / 感想・レビュー

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buchipanda3

「読者への挑戦」形式の本格ミステリ・アンソロジー。各作家さんの特徴を味わえて愉しく読めた。好みだったのは法月さんと方丈さん。動機やトリックの推理も巧みに組み合わさって読み応えがあった。啓文さんのには一発で分かる仕掛けがあったようで、そのらしさに思わずニヤリと。問題編、解決編と続くが、実は一番面白く読めたのは推理編。何と作家さんが互いの謎解きに挑戦。その中身を読むと、えっそこに注目するのとかそんな発想するんかいとか思わずツッコミたくなることも。それこそが世のミス研の人たちが楽しんでいることなんだろうなと。

2024/02/25

aquamarine

メフィスト誌で会員向けに行った読者への挑戦シリーズをまとめたもの。フー、ホワイ、ハウに、2名ずつの作家さんが書き下ろし、しかも相手の作家さんの謎にも挑戦している。方丈さんの「封谷館の殺人」は王道でワクワクするし、北山さんの「竜殺しの勲章」も期待通り。好みはこれこそホワイだ!と感激した我孫子さん「幼すぎる目撃者」、ハウだけでなくずっしりと余韻の残った伊吹さんの「波戸崎大尉の誉れ」。ミステリ作家さんでも必ずしも出題者と同じ解答は出なかったり、他の解答でも納得できそうだったり、挑戦した結果も楽しい一冊だった。

2024/02/10

シャコタンブルー

お手上げ状態の時間だった(笑)6人の作家が出題した「誰が」「どうして」「どうやって」の各2問ずつの謎解き挑戦状には手も足も出ないで完敗。犯人当てはよくあるが犯行動機を当てるのは更に難題だったかも。どの問題も1、2分だけ考えてみたが直ぐに諦めて解答編を読んだ(笑)出題作を他の作家が独自の推理を掲載しているところがユニークだ。的外れな解答も多いがほぼ正解な解答もあったので驚いた。なかでも方丈貴恵さんの恐るべき推理力は圧巻だった。各作家の「あとがき」は出題と解答への苦心と参加した喜びが語られて楽しめた。

2024/02/11

rosetta

★★★★☆6人の作家さんがフーダニット、ハウダニット、ホワイダニットのテーマで二人づつ競作。読者への挑戦状は珍しくないけれど、この本では相方の作家さんにも推理させているところが性格悪い(笑)。ほぼドンピシャに当てる人、清々しいほど見事に空振りする人。プロの作家でさえ外すこともあるんだから(もしかしてこれって後期クイーン問題?)そりゃ素人の読者にわかるわけが無いよね。というか自分は初めから当てようなんて気は無かったけどw どの話もその作家さんの持ち味がよく分かって面白かった

2024/03/07

punyon

作家さんから突き付けられた挑戦状…そこそこはいけるだろう…なんてとんでもない。やたら時間をかけて躍起になって問題編、解答編を交互に読み進める。どれもこれも半分かすりはするものの、見落としやトラップに騙され、なかなか100%の正解には辿り着かない。それでも作品はそれぞれに個性的で面白いし、最後に作家さん達がお互いの作品を読み解く所は、さすが!と唸るところあり、方向が違うけど…と思いながらも、その発想にこれも面白いとニヤリとなったり。ここが一番面白かった(笑)推理小説読みになるには、まだまだ修行が足らんなぁ~

2024/04/16

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