読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

すべての戦争は自衛から始まる (講談社文庫)

すべての戦争は自衛から始まる (講談社文庫)

すべての戦争は自衛から始まる (講談社文庫)

作家
森達也
出版社
講談社
発売日
2019-01-16
ISBN
9784065143100
amazonで購入する Kindle版を購入する

あらすじ

歴史上、多くの戦争が自衛意識から始まった。ナチス最高幹部だったヘルマン・ゲーリングは「戦争を起こすことはそれほど難しくない」と述べている。「国民に対し、我々は攻撃されかけているのだと危機感をあおり、平和主義者には愛国心が欠けていると非難すればいい」と。安倍政権は危機を誇張して「抑止力」や「自衛」の必要性を訴えている。「集団化」が加速するこの国は、その意味を深く考えないまま流されてしまうのか。

すべての戦争は自衛から始まる (講談社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Kei Ogiso

読まれてほしい本。過去の教訓を無駄にしないように。日本の資源状況、食料自給率を考えれば、戦争ができる国では無いのは明白なのにね。だからこそ外交にセンスが求められるのだが。『「誇り高くて気高い私」などと言われて友人になりたいと思うだろうか。』のくだりは笑えるけど、その通りだと思う。

2019/02/01

坊っちゃん

★★★★1/2 著者は南京、アウシュビッツ、キプロス、大阪にある忘れ去られた陸軍墓地などあらゆる所へ行き考える。なぜ人間はこれほどまでに残酷になれるのか、と。「被害だけを強調して記憶した実例の一つが今のイスラエルだ。その結果として被害は加害にあっさりと転換する」「加害の記憶から目をそむけてはならない。語り継がねばならない。ここは絶対に譲れない一線だ」と語る。まったくその通りとしか言いようがない。自虐史観が云々と語る自称「普通の日本人」な方々に本書を強くお勧め致します。(コメント:2019/07/01)

2019/07/01

パンダ女

自衛という言葉はなんとなく聞こえが良い。どこかに敵がいて、国民を護るために仕方なく銃を持つ。軍隊を持つ。攻められる前に攻める。目には目をという精神の下、生み出されたのが今日のISIS。イラク侵攻当時、日本はアメリカに賛同しその他の国々をアメリカ支持に回るように説得すらしていたらしい。安部晋三が「大量破壊兵器を持ってる可能性があったから仕方なかった。多くの人が犠牲になったのは残念だった」と発言する映像を観た。そんな人が7年も首相を勤めている国って何なのか?どうして毎回自民党が圧勝するのか不思議でならない。

ichigomonogatari

正当防衛は仕方がない、と思っていたが、自衛の意識は肥大しがちとなると、考えてしまう。戦争責任について著者が言っていることに深く同意した。

2019/09/24

さも

治安維持法制定時の新聞見出しに驚愕したり、「南京」氏を語り部にした展開に引き込まれたり、いずれにしてもハイスピードで、頷きながら読めるだけでなく、勉強にもなる本。それでも危機感が伝わらない現状への歯がゆさは、随所ににじみ出る。諦めたと言いながら、実は諦めないのが著者。

2019/02/02

感想・レビューをもっと見る