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今度生まれたら (講談社文庫)

今度生まれたら (講談社文庫)

今度生まれたら (講談社文庫)

作家
内館牧子
出版社
講談社
発売日
2023-04-14
ISBN
9784065312728
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古舘伊知郎、一度は諦めた人生を『終わった人』で見直し。「欲張りで脂ぎった脂性じじいになる」【私の愛読書】

 さまざまな分野で活躍する著名人にお気に入りの本を紹介してもらうインタビュー連載「私の愛読書」。今回は、初の実況小説となる『喋り屋いちろう』(集英社)を上梓した古舘伊知郎さん。

 古舘さんが挙げた愛読書は、『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』『老害の人』(すべて講談社文庫)という内館牧子さんの小説シリーズ。“高齢者4部作”とも呼ばれる作品である。

 ネガティブなタイトルだけを見れば、“自由な喋り手”として常に注目を集め、まさに現役の古舘さんには当てはまらないように思うが…。果たしてどのように心を動かされたのだろうか。

取材・文=吉田あき 撮影=金澤正平

内館牧子さんの4部作は超ポジティブ

『終わった人』(内館牧子/講談社)

――4部作の第一弾は『終わった人』。この本をいつ頃読まれたのでしょうか。

古舘伊知郎(以下、古舘):ご縁がありまして。『報道ステーション』(テレビ朝日)のキャスターを2016年3月末日をもってやめて、何週間かしてから、映画を観に行ったんです。それが、内館牧子さん原作の『終わった人』でした。『終わった人』って…。僕は『報…

2023/8/28

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今度生まれたら (講談社文庫) / 感想・レビュー

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W-G

夏江さんがナチュラルに性格悪い(笑)。というか変なプライドが高い。『すぐ死ぬんだから』と対照的になっていて面白いのが旦那さんの扱い方。最初のイメージが良ければ後にいくほど落ちて、初見が悪印象だとだんだん良く見えてくるという。そしてどちらの作品でも微妙な扱いなのが長男の嫁。気持ちは理解できる風に描いていても、どこかで「身勝手だよね?」と読者に問いかけてきている。作者の経験や思想が色濃く反映しているのではと勘ぐってしまう。昔振った男が成功して微妙な気持ちになるあたりは、男性読者もかなりゲンナリするはず。

2023/12/07

かず

★★★★Audible。生き方は人それぞれ。人生をどう解釈し、何を納得するかも自分の自由。自由だからないものねだり。

2023/10/20

かずぼう

2つの人生は生きられない、エリートで出世確実・玉の輿と思った相手が最後にそうなるかは分からない。自分が振った相手が大化けしたりね。この本で最も印象的だった言葉『何があるか分からない先々のために今を犠牲にするほどバカなことはない。』今を楽しみ、今を生きよう。

2023/07/03

のんちゃん

夏江70歳、ある日、やり直しのできない自分の年齢に愕然とし、来し方を振り返る。仕事の出来た夫、優秀な息子達、そこそこ幸せだったものの、人生の分岐点での選択の是非を今更ながらに考え、ため息を吐く。そこから夏江の苦悶の日々が始まる。私は今年60歳になった。ついこの前まで学生だったのに、と光陰矢の如し。70歳まであと10年、この作品を噛み締めて生きていこうと思う。同い年の夫と購入が重なりそうになった一冊。彼もまた人生を振り返える時期だと思っているらしい。私達は次の世でもお互いを伴侶に選ぶかは、乞うご期待😆

2023/06/05

カブ

人生は選択の繰り返し。あの時違う方を選んでいたらと思わない人はいないだろう。後悔というのとはちょっと違う、どちらを選んでもさほど変わらなかったような気もするがである。やりたい時がいちばん若い なんてねぇ~w

2023/04/29

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