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ミチクサ先生(上) (講談社文庫)

ミチクサ先生(上) (講談社文庫)

ミチクサ先生(上) (講談社文庫)

作家
伊集院静
出版社
講談社
発売日
2023-07-14
ISBN
9784065318522
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ミチクサ先生(上) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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こーた

僕は漱石の熱心な読者ではないが、それでもこの小説を読むと、また漱石を読み返したくなる。多分にオマージュを含んでいる。なぜ僕は漱石に惹かれるのか?それが何となくわかる。シティ・ボーイ(江戸っ子)で真面目、博学秀才で、情にも熱い。粋、なんである。漱石も愛した落語のリズムが(それは漱石文学の呼吸でもあるが)会話によく活かされている。ときに、あれ?これ漱石が主人公だよね?とおもうような、周辺へウロウロ道草しながら、漱石という人物へ光をあてる。上巻は熊本五高時代まで。さて小説を書きはじめる下巻が愉しみだ。⇒

2023/07/17

じいじ

伊集院さんが描く「漱石物語」は、想像を超えて面白いです。ご本人夏目漱石が書いた小説は、永年にわたって愉しませてもらってきたが、漱石の人物像については、ほとんど未知だった。どうも幼少期の漱石は、口数の少ない大人しい少年だったようだ。友人正岡子規と親交があったのは周知していたが、その中身は知らなかった。とにかく二人の会話が面白い。「君は英語が達者だから外交官に、ゆくゆくは外務大臣はどうだ」との子規の言に…「ボクは政治家や役人は性に合わん」と漱石はすべもない。嫁さんをもらって…、一気に佳境の下巻へ—。

2023/08/14

よっしー

★3.5 夏目漱石の人となりが、ちょっとわかった気がする。

2024/03/14

かずぺん

良いですね。下巻に入ります。

2023/09/22

まっきーママ

実に生き生きと漱石が子規が、虚子が鷗外が…文豪オールスターズ?が描かれており、明治時代に自分がタイムスリップをしたのではないか…と思ってしまうほどでした。私は、長兄・大助の言葉が心に残りました。そして、漱石と子規の掛け合いはとても心地よい。これぞ、真の友か、と。笑ったり、しんみりしたり…。みちくさが楽しめる人生でありたいものです。坊ちゃん、吾輩は猫である、が再読したくなりました。さあ、後編へ続きます❣️

2023/11/13

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