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ふわふわ (講談社の創作絵本)

ふわふわ (講談社の創作絵本)

ふわふわ (講談社の創作絵本)

作家
村上春樹
安西水丸
出版社
講談社
発売日
2023-06-01
ISBN
9784065319390
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「ふわふわ (講談社の創作絵本)」のおすすめレビュー

村上春樹と安西水丸の名コンビによる傑作絵本、25年ぶりのリニューアル! あなたをふんわりと癒す「猫の時間」

『ふわふわ』(村上春樹:文、安西水丸:絵/講談社)

 仕事や学校に出かけていっては、おかしくもないのにヘラヘラ笑う。SNSで、とくに知りたくもない誰かの食卓を覗いては、条件反射で「いいね」する。エラい人に話を合わせて楽しそうなふりをして、動画ですすめられたモノを買い、誰かの意見にとりあえずうなずきながら、うっかり我に返ってしまう。あれ、そういえばわたし、いったいなにがしたいんだっけ。わたしの幸せって、なんだっけ……。

 そんな気分になってしまったあなたの心を、ふんわりと癒してくれる物語がある。『ふわふわ』(村上春樹:文、安西水丸:絵/講談社)――ご存じ村上春樹氏と安西水丸氏の名コンビによる、やさしい絵本だ。

ぼくは世界じゅうのたいていの猫が好きだけれど、この地上に生きているあらゆる種類の猫たちのなかで、年老いたおおきな雌猫がいちばん好きだ。

「ぼく」の視点から語られるその雌猫は、ふわふわであたたかく、「ぼく」になんか興味はないみたいだけれどやさしくて、どこか懐かしい哀愁を感じさせる。その語りが、安西氏のシンプルながらあたたかみを持つイラストと相まって、…

2023/6/1

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ふわふわ (講談社の創作絵本) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

私はハルキストでも村上主義者でもありませんが、村上春樹の新作をコンスタントに読んでいます。村上春樹×安西水丸 名コンビの新作かと思いきや、四半世紀前の作品の新版でした。村上春樹の文章が少し諄い気がするにゃあ(=^・^=) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005165.000001719.html

2023/06/01

keroppi

村上春樹と安西水丸の絵本?と手に取った。絵本というより、村上春樹の子供の頃の情景であり、老猫への想いを語ったものに、安西水丸が絵を付けたという感じ。附属のしおりに掲載されていたお二人の対談が面白い。安西水丸の襖絵見てみたい。

2023/08/22

優希

大人の絵本だと思いました。一言一言が深いですね。瞑想に満ちた作品ですね。

2023/07/07

けぴ

早稲田大学国際文学館 村上春樹ライブラリーを訪問。安西水丸展を開催しており、本書を手にとり読了しました。絵本ですが漢字も多く小学生以上で無いと難しいかも。ストーリーもぼやっとしており、ある意味哲学者。

2024/03/30

ヒラP@ehon.gohon

何とも不思議なねこです。 帰巣本能がねこにもあるなんて、考えたことがありませんでした。 それをのぞけば、ごくふつうのねこに思えるのですが、村上春樹さんの観察力、関心の持ち方に唸ってしまいました。 間違いなく村上春樹ワールドです。

2023/09/18

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