脳の中の過程 解剖の眼 (講談社学術文庫)
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脳の中の過程 解剖の眼 (講談社学術文庫) / 感想・レビュー
さちめりー
本書の原本は1986年刊行だというから、養老先生が49歳の年だ。初期の養老先生のお話しはたいへんに難しい。近年の先生がいかに私たちにわかりやすい言葉で話してくれているか身にしみる。「今日私があるのはすべて昆虫の御蔭であります」もうこの頃から言ってる。 「整理が進んでゴミの量が一定量を超えると、ゴミの方が現実に転化する」モノの流れかたの真理。そうやって平安時代だったり戦国時代だったりを繰り返すのだろう。「ものが理解できない状態を私は「馬鹿の壁」と呼ぶ」あの「バカの壁」の元ネタもここにある。
2023/09/21
KN
良識派の研究者ほど(反対されそうな実践的研究は)しない、怒りや笑いなどの基本的な情動に伴う表情は、生まれつき視聴覚が完全に障害された子供にも存在している、人は昔から神を創ってきたから、それが現実に転嫁したからと言って驚いても始まらない(AIについて)、大学の先生はもう偉すぎて誰も教えてくれないから、お互いに教育している。(大学の会議について)、マンの「ファウスト博士」は、鬱陶しいほどの悲劇(読むかな)、都会の生活は、縄張りのないたぬきを量産するのと同じ(だから、人への関心が薄まっていく)、勉強になりました
2024/01/12
cochon_voyage
『生命の面白さの核心に触れる思索の精髄!』?! 理解力に乏しい私には難し過ぎてその面白さがさっぱりわからんかった。何度読んでも言葉が上滑りしていく…
2023/10/14
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