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新釈四谷怪談 (集英社新書)

新釈四谷怪談 (集英社新書)

新釈四谷怪談 (集英社新書)

作家
小林恭二
出版社
集英社
発売日
2008-08-19
ISBN
9784087204544
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新釈四谷怪談 (集英社新書) / 感想・レビュー

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うえ

小池荘彦『四谷怪談 祟りの正体』「一、岡本綺堂『四谷怪談異説』…によると、お岩さまと伊右衛門はもともと仲睦まじい夫婦であった。しかし田宮家の家計が苦しいことから、お岩さまは奉公に出ることになった。お岩さまは孜子として働き、その結果、田宮家を再興することができた。ふたりは元通り一緒に住むようになり、お礼のために稲荷社を勧進した…二、田宮神社の近くに陽運寺という法華宗の寺があり、こちらも於岩稲荷を名乗っていた。つまり両寺社は本家問題を抱えていた。この中で、田宮神社は自分たちはお岩さまの子孫であると主張した」

2018/12/15

garyou

四谷怪談について書いたのは、おそらく見たからだろう。芝居を見て書きたくなったのに違いない。そんな気がする。江戸のことばができたのが化政のころとあって、それで南北のセリフはむつかしいのかなと思った。四谷怪談に興味があるというよりは著者の書くものを読みたかったから読んだので、その点では満足な内容だった。それにしても南北の作品を何点かあげておきながら、なぜ『謎帯一寸徳兵衛』については言及していないのか。著者であれば段四郎か孝夫時代の仁左衛門で見ていても不思議ではない気がするが、見てない可能性も高いか。

2024/01/31

やま

夏の課題のため再読

2014/06/23

みつひめ

小林恭二さんの歌舞伎関連の本は、面白いなぁ。前に読んだ三人吉三についてのも面白かったし。『心中への招待状』も読んでみよう。

2010/08/18

石橋

今まで四谷怪談の登場人物についての違和感、特に直助とお袖の矛盾した行動の意味などがよくわかった。南北独特の貴賤・男女・倫理ひっくるめた世界観の逆転についての説明も頷ける。でも主題であるお岩の存在についてはたっぷり色々言ったあげくに「虐げられた江戸女性の受難と復活の物語」云々というのではちょっと・・・。何とも納得出来ない気分が薄れないうちに廣末保版「四谷怪談」を再読したい。

2009/05/10

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