吸血鬼と愉快な仲間たち 2 (集英社文庫)
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「吸血鬼と愉快な仲間たち 2 (集英社文庫)」のおすすめレビュー
コミカライズ版『吸血鬼と愉快な仲間たち』最新5巻発売! およそ4年ぶりとなる新刊に読者大興奮「続きが読めるとは」「ホントありがたい」
『吸血鬼と愉快な仲間たち』5巻(著:羅川真里茂、原作:木原音瀬/白泉社)
2023年9月20日(水)に『吸血鬼と愉快な仲間たち』の最新5巻が発売された。悶絶必至のプロポーズで幕を閉じた4巻が発売されてからおよそ4年。久しぶりの新刊に、ファンからは喜びの声が上がっているようだ。
『吸血鬼と愉快な仲間たち』は、小説家・木原音瀬の同名タイトルを原作に、漫画家の羅川真里茂がコミカライズ化したもの。“BL界の芥川賞”などと評される『箱の中』を手掛けた木原と、高度なキャラクターの描き分けに定評のある羅川がタッグを組んだことにより、メッセージ性のある作品に仕上がっている。
物語の主人公は、昼間はコウモリ、夜は人間の姿になる不完全な吸血鬼、アルベルト・アーヴィング(アル)。ひょんなことからコウモリの姿で冷凍され、日本の生肉工場に運ばれたアルは、成り行きで無愛想なエンバーマー・暁(あきら)の家で面倒を見てもらうことになる。
日本に来てすぐの頃は不完全な吸血鬼となった自分の運命を嘆くばかりのアルだったが、暁との仲を深めていくうちに少しずつ異国の地での生活にも慣れていく…
2023/10/3
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吸血鬼と愉快な仲間たち 2 (集英社文庫) / 感想・レビュー
ナミのママ
シリーズ2作目。前作のミステリ色が消えて俳優デビューした今作でメインは撮影に代わる。好みではないなとページをめくる手が進まなかった前半。それを面白くしたのはBL色。とはいっても軽〜くてこれは好き…。コウモリになった時のアルは可愛いし、同居の暁のキャラクターが謎すぎる。エンバーマーの仕事について丁寧に書かれているので、この仕事についてもわかってきた。さて3作目を心待ち。
2023/10/13
辺辺
半人前吸血鬼アル奮闘記第2弾。アルの切羽詰まった暁への告白セリフ「ぼく、ほしいの、あいだもん」がずしんと胸にきたね。ベソ泣き虫で甘えん坊で寂しがり屋で、でも何事にも一生懸命なアル、今回も暁の言うこと聞かず事件に巻き込まれていく、痛たっな展開に、笑。口が悪いが根が優しい暁が自分を見捨てられないのを学習したのか、前回よりも叩かれるけど、めげなくなったアル。エンバーマーの仕事は尊いと思う。失恋決定の室井くん、可哀そうだけどこればかりはしょうがない。書き下ろしSSは二人を妄想応援ネタでクスクス笑った。下村絵は神◎
2023/10/30
那義乱丸
旧版既読。3巻出るから慌てて読了w 吸血鬼だから大丈夫とわかっててもあまりに重症なので痛々し過ぎる。痛みはそのままなんだものね。書き下ろし、楽しかった。パートさん(苗字が嫌w)の心理にとても共感なので読んでてずっと口元が綻んでた。うんうん、応援したくなるよね〜。
2023/11/16
葵上
2冊目も勢いに任せて読了。 アルがコウモリのときのスリスリが可愛いと思えてきた。ストーリーは無理のないあっさり味でそれもいい。 やはり設定が絶妙。吸血鬼がエンバーミングの廃液で食事する。情報を知ってるのが2人いる。っていうのがバランスいい。晩めしやと同じ構造。続き読みたいなー。
2023/10/09
羽田
永遠に生きる(かもしれない)アルにとって、今がすべてなんだよな。思ったことをたどたどしくも言葉にできるアルは偉いよ。だって今言わないと、暁はいなくなってしまうかもしれないものね。寿命差ものって短命種のほうがせっぱつまることが多いけど、これは長命種のがせっぱつまってる。暁の他者との距離感や恋愛観の所以についてちょっと明らかになるんだけど、詳細は以下次号。アルが毎巻、通常なら即死レベルのケガしてて、治ると分かっていても痛々しい
2024/03/21
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