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塩の味

塩の味

塩の味

作家
大岡玲
出版社
集英社
発売日
2000-12-15
ISBN
9784087745016
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塩の味 / 感想・レビュー

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四野一二三

中学校の頃に読んで手放してから、ずっと探している一冊。食にまつわる短編集で、これがまた記憶を刺激する旨味と読後。ただ美味いだけではなく【官能】をテーマにしており、性と食という限りなく似た欲求を突き詰めて描かれただけあり、毒に近い作品。幼い頃に求めた思慕と中年になって気づく性欲、それは幼少では知り得る事のなかったうるめやこのわたのような冷たく苦くぬるりとした、海の底の味とよく似ている。初めて読んだ時、私は10代だったが、今でもあの作品を思い返す度、胃の底に何かゆたうような、空腹とも知れぬ欲望の手を感じる。

2016/10/02

もか*

食と性欲は一緒って事か。

2011/04/14

世玖珠ありす

月刊プレイボーイで連載された短編集。『食』と『エロス』の融合。咀嚼し味わう描写のなんと艶めかしいことか。確かに、性欲と食欲は連動しているかもしれないですね。

2011/02/25

C----ya

食と性の短編集。どれも20ページ程であっさり過ぎて半分で飽きた。脳的には食欲と性欲の関連は正しい事

2016/04/21

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