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ゴッホの手紙 (新潮文庫)

ゴッホの手紙 (新潮文庫)

ゴッホの手紙 (新潮文庫)

作家
小林秀雄
出版社
新潮社
発売日
2020-08-28
ISBN
9784101007137
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ジャンル

ゴッホの手紙 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ハチ

カンヴァスに造形されていく情熱的な絵画に対する理解や画家ゴッホの生活、葛藤、思想がこうした書簡によってより深い物になる素晴らしい読書時間を過ごせた。なんて人間くさいんだゴッホ!!手紙にしたためたもう爆発しそうな気持ちをよく読んでいくと、ゴッホはその爆発力の中に、氷のように冷静で理知的な部分が読み取れ、いやむしろ、サイエンティストのような静かな論理が貫通しているのが分かる。こうしたゴッホの全てを抱きしめて批評していく小林秀雄のロマン溢れるゴッホ愛!名作中の名作!あと50年は飽きずに読める!

2020/09/02

spokan

図書館本

2020/11/02

Snowflake

図書館。原田マハさんの、たゆたえども沈まず、を読んだ後、実際のゴッホについて知りたくなり手にとった。ゴッホが、弟のテオにあててかいた手紙は、600枚以上あったようで、内容を小林秀雄が引用し、時に解釈を加えていく形式。ゴッホの、精神病に対する苦悩が手紙から読みとれる。原田マハさんの小説の良さを再確認。小林秀雄の文章はなんだか難しくて、完読した覚えはないのだが、この文庫は読みきれた。ゴッホに対する彼の思い入れも感じる。

2021/02/28

Kazumasa Wakao

“彼の中にはまるで二人の人間が棲んでいる様だ。驚くほど才能ある優しい、精緻な心を持った人間と利己的な頑固な人間と”-博識でストイックで誠実な一方、高すぎる理想を抱き気難しい性格の兄ヴィンセントと、その才能を信じ献身し続けた弟テオ。本書は、主に兄から弟へ書かれた書簡を、文芸批評家である小林秀雄が徹底的に検証したもので、ゴッホの人間像とその人生をより間近に感じることができる。著者の興味の持ち方、愛情の注ぎ方に脱帽する。麦畑が雪に覆われた時期に、著者がゴッホ兄弟の眠る地を訪れた「ゴッホの墓」の章は泣ける。

2020/11/14

Ryoko

ゴッホが弟に宛てた手紙と、その手紙からわかる彼の苦悩、性格。そして彼の人生の足取りが書かれた本。作品もカラー写真で何点か収録されている。昭和20年代初発刊の本で旧仮名遣い、難しい言葉などでわかりにくかったが彼が精神病に悩み、生きずらさを抱えた天才だったということはわかった。彼の作品の生まれた背景も書いてあり収録されている作品のカラー写真で確認しながら読めたのが良かった。彼の苦悩を知ると残された絵から感じる暗さ繊細さを理解できるかも。精神的な苦しさが芸術、名作を生むのかもしれない。

2020/09/08

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