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春の雪 (新潮文庫)

春の雪 (新潮文庫)

春の雪 (新潮文庫)

作家
三島由紀夫
出版社
新潮社
発売日
2020-10-28
ISBN
9784101050492
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春の雪 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ぬぬ

三島の豊かな表現力、強い文章に魅せられた。清顕は18歳、聡子は20歳。大正元年では大人扱いされていた年齢だが二人の思想は稚拙で自己本位であり周りを顧みず、自分達の世界に酔いしれているものの、それはまるで未成熟なひなげしの花の様に美しく、二人の悲壮をより一層深める。いくら大人と言えども18歳は流石に自分の気持ちを止められない年頃だろう。そして、それは不可能であればある程燃え滾り、己の身を滅ぼす。しかし、そんな刹那的な、まるで満開の桜の花が散っていくかの様な一瞬の恋が私には愛おしく、この世で一番美しく思えた。

2021/01/12

koiuk

まず、三島由紀夫の美しく隙のない文章に圧倒された。そして、巧みなストーリー展開に引き込まれた。複雑な青年心理そのままの(簡単に言えば、めんどくさい男)清顕。表向き理性的な本多。一途な真面目書生、飯沼。などなど、一癖ある人々がどれも魅力的である。これも全て、天才三島の力ゆえである。聡子の大伯母である月修寺門跡の話も興味深い。 モデルとなった奈良の円照寺へ行きたくなった。

2021/04/26

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