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嵐が丘 (新潮文庫)

嵐が丘 (新潮文庫)

嵐が丘 (新潮文庫)

作家
エミリー・ブロンテ
鴻巣友季子
出版社
新潮社
発売日
2003-06-28
ISBN
9784102097045
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嵐が丘 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

高校生の時以来久しぶりの再読。700ページに及ぶ大作なので、なかなか佳境に入らないのだが読了してみると、しみじみとした感慨にふけることになる。ヒースの散在する北イングランドの荒涼としたムーア。姓も名も不明のままのヒースクリフという墓碑銘。この作品もまた、燦然たる孤高の中にある。語りもまた独特だ。基本的にはネリーの回想で語られるという、いわば間接話法によるリアリティのあり方。あまりにも濃密な関係性。凝縮された小説世界―どれをとっても、ここにしか存在しない世界だ。物語の空間に耽溺できる固有の時間がここにある。

2013/11/05

遥かなる想い

〈嵐が丘〉を舞台にした ヒースクリフと キャサリンの恋の物語だが、改めて読むと ヒースクリフの執念深さだけが際立つ。 彼は 何に復讐しようとしたのだろうか? 三代に渡る 因縁と、長く生きたヒースクリフが 最後に見たものは 何だったのか …19世紀の 雰囲気がなぜか懐かしい、作品だった。

2019/05/18

優希

壮大な世界が広がっているようでした。恋愛小説ではありますが、復讐や愛憎の要素が強いように思えました。恋心を抱きながらも、絶望へと導かれるヒースクリフの孤独な想いが突き刺さります。実らなかった愛が復讐心へと変化していく悲劇を感じずにはいられませんでした。キャサリンを愛し続ける想いはあれど、悪魔のような非情な心を抱いてしまったのは絶望と嫉妬が呼び起こした気持ちに通じるものがあると思います。愛と憎しみは表裏一体であると気付かされます。愛するが故の不遇な運命に悲しみすら見えるようでした。

2016/05/28

抹茶モナカ

ネリーという老女中の語る2つの家族の物語。ヒースクリフという悪の半生。どこか、フォークナー的な部分があって、その点が気持ち良く読めた。ネリーという老女中の語りという構造を何処まで信頼して良いのか、後半になって「おや?」と感じる部分があった。翻訳の問題かな、と思ったら、そういう構造みたい。いろいろな要素があって、豊かな小説。

2015/01/05

ナカダマサトウ

、基本的に、「女流作家」(しまったこれは差別用語なのだった)というものが苦手である、ブロンテ姉妹とか、オースティンとか、オルコットとか、マーガレット・ミッチェルとかモンゴメリとかディッキンソンとか(例外は、よくドラマで観ていて好きだった『大草原の小さな家』くらい?)、そして高校の演劇部が文化祭で何か披露するとして、大体はコレとか『櫻の園』とかロミジュリで、イケメン登場人物を学内のプリンス的なボーイッシュ女子がやるのだろうが(これも偏見だな)

2015/03/09

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