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にがにが日記

にがにが日記

にがにが日記

作家
岸政彦
齋藤 直子
出版社
新潮社
発売日
2023-11-01
ISBN
9784103507246
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にがにが日記 / 感想・レビュー

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pohcho

基本的に日記好きなので、最初は少しずつ読もうと思ってたのに、面白くて一気読み。年齢が近く同じ大阪出身なので、ずっと知り合いのおしゃべりを聞いているような気持ちに(こんな知り合いおらんけど)。京大の大学院で教えるってすごいと思うけど、お給料は安いのね(国立だからかな?)最近よく言われているように、文系の研究者は大変なんだなあと。最後のおはぎ日記つらかった。こんなに愛されて、おはきなちゃんは幸福だったと思うけど。生活史シリーズはいつか読みたい。

2024/01/20

しゃが

『にがにが日記』というより岸さんの生活史だった。論考や小説、愛猫家、彼のバックボーンを知らなくても私は面白かったのだろうか、と。だらだら続くように見せて、時折見せる社会学者の深い視点、一人の人として素のやるせなくも温かいまなざしが読ませていく。「おはぎ日記」は家族の名前と入れ替えても不思議はないほど愛情あふれる介護であった、癒されがたい忘れがたい哀切だった、何よりそのことを共有できる人と寄り添いあえてよかった。

2024/02/23

rors(セナ)

にがにが日記は私が関西弁ネイティブだからか、岸先生が横で喋ってる感じのリズムですーっと読めて気持ち良し!しかもあちこち面白い逸話やギャグ(?)に涙が出るほど笑ってしまった。おもろい!! 巻末のおはぎ日記は字体も段組みも変わって、ん?と思いながら読んだら…これは辛すぎる。一気に読めず。けど、、、おはぎちゃんは幸せやったなぁ。うちのセナ(犬)の最後を思い出し、もう4年もたつのにまだセナを思ってひとしきり泣く。うちも認知症だった。最後まで本当にかわいいんだよなーー…

2024/01/13

水色系

人生は、にがいのだ。併録の「おはぎ日記」。ときどきTwitterにも出ていた猫・おはぎとの最後の日々をつづっている。あんまり悲しいので休み休みでしか読めず。ずっっと一緒にいられたらよかったのにと、数年前にピーちゃん(長年飼っていたとり)が死んだとき思ったのを思い出した。

2023/11/16

Y

読み終わりたくなかった。日常にくすっと笑い読んでいる間自分の日常もやわらかい光で照らされてるるような気がした。やさしくてどこかさみしいようなそんな文章にほっとした。猫への思いに共感。気が付くと「おはぎ日記」は読みながらずっと号泣していた。嫌いな人、苦手な人についての話はすごく勉強になった。対策として「過去の会話を反芻しない」こと等挙げていたがめちゃくちゃ納得したので参考にさせてもらう。音楽に関する話もすごくよい。学生さんといい関係がずっと続いていてすごいな~と思う。自分も岸先生のゼミに入りたいと思った。

2023/12/19

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