大家さんと僕
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「大家さんと僕」のおすすめレビュー
『大家さんと僕』と番外編本、そして矢部太郎さんのこと
『「大家さんと僕」と僕』(矢部太郎 ほか/新潮社)
矢部太郎さんに初めてお会いしたのは『大家さんと僕』(新潮社)の単行本のインタビューの現場だった。まだ本が発売される前で、取材場所は大家さんもよくいらっしゃるというご自宅近くにあるクラシックな佇まいの喫茶店。矢部さんはこちらからの質問をいったん自分の中へ取り込み、手を口の下辺りに当てながらじっと考え、ひとつひとつ真摯に答えてくださる姿がとても印象的で、ちょっと意地悪な問いかけには「いやいやいや!」と照れ笑いで謙遜し、本を出せたことは「大家さんのおかげです」と素直に喜んでいらした。
取材の後、矢部さんのご厚意でご自宅の場所を教えてもらった私は、漫画の中でホタルがいたと大家さんが話していた川を渡り、新宿区の外れにある木造2階建てのお住まいを拝見しに行った。舗装されていない地面に飛び石のある細い路地を抜けると、漫画に描かれた通りの家があって、「サイズを間違えて、大家さんの表札よりも大きくなってしまって」と照れながら話されていた「◯◯方 矢部」という表札もあり、漫画で描かれた世界の一端に触れられたようで…
2019/7/5
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担任がゆかな先生だったらよかったのに/今月の1冊『大家さんと僕』
人気声優・ゆかなが、先生役に扮し、視聴者に時に親身に、時に厳しく、様々なことを教えてくれるネット配信番組「担任がゆかな先生だったらよかったのに」。同番組の内容の一部をお届けします!
番組内のコーナー「今月の読書タイム」では、毎月ゆかな先生が実際に読んだ1冊を紹介。今回はお笑いコンビ・カラテカの矢部太郎作『大家さんと僕』(新潮社)の感想を語ってくれました。
【あらすじ】1階には大家のおばあさん、2階にはトホホな芸人の僕。 挨拶は「ごきげんよう」、好きなタイプはマッカーサー元帥(渋い!)、牛丼もハンバーガーも食べたことがなく、僕を俳優と勘違いしている……。
一緒に旅行するほど仲良くなった大家さんとの“二人暮らし”がずっと続けばいい、そう思っていた――。泣き笑い、傑作エッセイ漫画。
ゆかな先生が一言感想としてスケッチブックに書いたのは「素敵な店子さん日記」。この本を読んでゆかな先生はどのように感じたのでしょうか?
◆ ◆ ◆ 「店子」というのは借家人を指す昔の言葉で、「大家と言えば親も同然店子と言えば子も同然」というくらい江戸時代は大家さんと借家人の…
2022/1/30
全文を読む「誰かの靴を履いてみること」元・底辺中学校に通う息子と考える、格差や差別と向き合う日常――ブレイディみかこさんインタビュー
イギリス・ブライトンに移住して23年の著者・ブレイディみかこさん。現在は保育士・ライターをしながらアイルランド人の夫と息子の3人暮らしだ。
新刊である『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)は、息子の中学校生活を通してイギリス社会に現存する差別や階級社会について描かれたノンフィクション。穏やかで友人が多く優等生と言われる息子。そんな彼が品行方正なカトリック系の小学校から、近所の元・底辺中学校に進学すると、さまざまな差別やいじめ問題に直面する。数々のトラブルや困難に遭遇しながらどのように著者と一緒に考え乗り越えていったのか。お話を聞いた。
相手の立場や気持ちを想像する能力・エンパシーとは
――「誰かの靴を履いてみること」という息子さんの言葉が印象的です。多様性と言われる社会の中で、相手の気持ちや背景を想像してみようという意味でしょうか。
ブレイディみかこさん(以下、ブレイディ):イギリスは日本に比べて“階級”が明確で、“上流階級”と言われる方々から“底辺”と言われる方々まで貧富の差が大きいです。さらに、居住している人の人種や民族や宗…
2019/10/5
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大家さんと僕 / 感想・レビュー
馨
大家さんと矢部さんの関係が素敵でした。一緒に知覧に行った話や戦争のエピソードをちょいちょい挟んでくる大家さんが魅力的でした。隣近所との助け合いとかがなくなってきた現代に、ここまで接近してくる大家さんだと最初は戸惑いそうですがこの大家さんなら私も仲良くなりたいと思いました。
2018/11/11
きみたけ
著者はお笑いコンビ・カラテカの矢部太郎。この本は初めて書いた漫画とのこと。二世帯住宅の2階に賃貸で住み、1階に住む大家のおばあさんとの面白いエピソードを漫画にしています。大家さんの挨拶は「ごきげんよう」、好きなタイプはマッカーサー元帥!?、牛丼もハンバーガーも食べたことがなく、僕を俳優と勘違いしている。。とても上品な物腰でご高齢の大家さんとのやり取りにほっこりしました。先日読んだ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」と似た雰囲気を感じました。
2021/07/22
うっちー
ほのぼの
2018/01/14
青乃108号
このところ明るいニュースも無いし何かと殺伐とした中、ほっと出来るほうじ茶の様な味わい。漫画だけども絶妙な【間】が良い。こんな一人暮らし、してみたかったな。
2022/06/08
NADIA
芸人で気象予報士であるカラテカの矢部氏が作者。漫画界では最高(?)の誉れである「手塚治虫賞」受賞作品である。とても上品で高齢の大家さんとのやりとりを描いた、話題の4コマ漫画集。大爆笑と言うわけではないが、ほっこりとした温かい作風が作者の人柄を物語っている。癒しを求めている人は特にオススメ。優雅でかわいらしく最強レベルのマイペースな大家さんには是非とも長生きしていただきたい。それからとても線の少ないあっさりした絵なのに小堺一機氏がそっくりだった(^^)
2018/05/31
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