読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

大家さんと僕

大家さんと僕

大家さんと僕

作家
矢部太郎
出版社
新潮社
発売日
2017-10-31
ISBN
9784103512110
amazonで購入する Kindle版を購入する

「大家さんと僕」のおすすめレビュー

『大家さんと僕』と番外編本、そして矢部太郎さんのこと

『「大家さんと僕」と僕』(矢部太郎 ほか/新潮社)

 矢部太郎さんに初めてお会いしたのは『大家さんと僕』(新潮社)の単行本のインタビューの現場だった。まだ本が発売される前で、取材場所は大家さんもよくいらっしゃるというご自宅近くにあるクラシックな佇まいの喫茶店。矢部さんはこちらからの質問をいったん自分の中へ取り込み、手を口の下辺りに当てながらじっと考え、ひとつひとつ真摯に答えてくださる姿がとても印象的で、ちょっと意地悪な問いかけには「いやいやいや!」と照れ笑いで謙遜し、本を出せたことは「大家さんのおかげです」と素直に喜んでいらした。

 取材の後、矢部さんのご厚意でご自宅の場所を教えてもらった私は、漫画の中でホタルがいたと大家さんが話していた川を渡り、新宿区の外れにある木造2階建てのお住まいを拝見しに行った。舗装されていない地面に飛び石のある細い路地を抜けると、漫画に描かれた通りの家があって、「サイズを間違えて、大家さんの表札よりも大きくなってしまって」と照れながら話されていた「◯◯方 矢部」という表札もあり、漫画で描かれた世界の一端に触れられたようで…

2019/7/5

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

「大家さんと僕」の関連記事

「誰かの靴を履いてみること」元・底辺中学校に通う息子と考える、格差や差別と向き合う日常――ブレイディみかこさんインタビュー

 イギリス・ブライトンに移住して23年の著者・ブレイディみかこさん。現在は保育士・ライターをしながらアイルランド人の夫と息子の3人暮らしだ。

 新刊である『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)は、息子の中学校生活を通してイギリス社会に現存する差別や階級社会について描かれたノンフィクション。穏やかで友人が多く優等生と言われる息子。そんな彼が品行方正なカトリック系の小学校から、近所の元・底辺中学校に進学すると、さまざまな差別やいじめ問題に直面する。数々のトラブルや困難に遭遇しながらどのように著者と一緒に考え乗り越えていったのか。お話を聞いた。

相手の立場や気持ちを想像する能力・エンパシーとは

――「誰かの靴を履いてみること」という息子さんの言葉が印象的です。多様性と言われる社会の中で、相手の気持ちや背景を想像してみようという意味でしょうか。

ブレイディみかこさん(以下、ブレイディ):イギリスは日本に比べて“階級”が明確で、“上流階級”と言われる方々から“底辺”と言われる方々まで貧富の差が大きいです。さらに、居住している人の人種や民族や宗…

2019/10/5

全文を読む

『大家さんと僕 これから』を読む前に読む、矢部太郎さんインタビュー!「もう描けないかなと思っていた」

 高齢の大家さんと、同じ家の2階に住む芸人の矢部太郎さんの心温まる交流を事実に基づいて描いたフィクションマンガ『大家さんと僕』。80万部に迫るベストセラーとなり、第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞、さらに番外編『「大家さんと僕」と僕』も出版されるなど、人気を集め続けている。

 7月、ついに続刊『大家さんと僕 これから』が発売された。作者の矢部さんは、いったいどんな思いで「続き」を描いたのだろう? 「『大家さんと僕 これから』を読む前に読む」インタビューです!

『大家さんと僕 これから』(矢部太郎/新潮社)

■「もう描けないかな」と思っていた

――以前、矢部さんは「続編は描かない」とおっしゃっていましたよね。

矢部 最初に本を出したときは、僕が伝えたいと思っていた大家さんのユーモアあってかわいらしいお人柄など、描きたいと思ったことは描けたという気持ちがありました。でも、「もう少し描けるかな」とはずっと考えていて。あるとき先輩に「続編描かないの?」と聞かれて、「週刊誌での連載の話があるんですけど……でも……」と答えたんです。そうしたら「描いたら大家さん、喜…

2019/8/1

全文を読む

関連記事をもっと見る

大家さんと僕 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

大家さんと矢部さんの関係が素敵でした。一緒に知覧に行った話や戦争のエピソードをちょいちょい挟んでくる大家さんが魅力的でした。隣近所との助け合いとかがなくなってきた現代に、ここまで接近してくる大家さんだと最初は戸惑いそうですがこの大家さんなら私も仲良くなりたいと思いました。

2018/11/11

NADIA

芸人で気象予報士であるカラテカの矢部氏が作者。漫画界では最高(?)の誉れである「手塚治虫賞」受賞作品である。とても上品で高齢の大家さんとのやりとりを描いた、話題の4コマ漫画集。大爆笑と言うわけではないが、ほっこりとした温かい作風が作者の人柄を物語っている。癒しを求めている人は特にオススメ。優雅でかわいらしく最強レベルのマイペースな大家さんには是非とも長生きしていただきたい。それからとても線の少ないあっさりした絵なのに小堺一機氏がそっくりだった(^^)

2018/05/31

うっちー

ほのぼの

2018/01/14

ちいこ

優しい本でした。こういうご縁はいいですね。

2018/01/06

本読みたぬき

80代後半の大家さん(女性)とアラフォーの下宿人(男性)の、新宿での2人暮らしライフを綴ったコミックエッセイ。ゆるゆる、ほっこりで笑えるんだけど、戦争の話や、洒落にならない高齢者の現実、現代の都会の現実も浮き彫りにしていて、ピリッと辛口でいろいろ考えさせられる。オススメです!敬老の日は過ぎてしまったけれど、敬老の気持ちを湧きあがらせてくれる本。

2018/09/27

感想・レビューをもっと見る