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墨のゆらめき

墨のゆらめき

墨のゆらめき

作家
三浦しをん
出版社
新潮社
発売日
2023-05-31
ISBN
9784104541089
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墨のゆらめき / 感想・レビュー

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さてさて

『なるほど、「風」という一文字だけでも、こんなに多種多様で自由なものだったのか』。ホテルマンの続と、『書家』の遠田の出会いの先に、確かに紡がれていく人と人とのつながりを描くこの作品。そこには、オーディブルを先行させることを前提としたさまざまな工夫に満ち溢れた物語が描かれていました。猫好きにはたまらない描写が連続するこの作品。『書』の世界の奥深さに魅せられていくこの作品。『書』の世界に関わる人たちの”お仕事小説”の側面も見せる物語の中に、三浦しをんさんならではの魅力溢れる世界が展開する素晴らしい作品でした。

2024/01/05

starbro

三浦 しをんは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 タイトル&装幀も好く、物語も面白いのですが、オーディブル書下ろしのせいか、感動少な目でした。新宿の三日月ホテルには泊まってみたい🏩 https://www.shinchosha.co.jp/special/suminoyurameki/

2023/06/17

はにこ

三浦しをんのエッセイを読んだことがあるが、めちゃめちゃおもしろい人。その三浦さんの面白さが活かされた作品だと思う。でもその面白さだけではなく、遠田の影の部分も上手く描かれていてそのコントラストが素晴らしい。大人になってからの友達ってなかなかできにくいからこの二人の関係が羨ましく思った。競馬好きなので、チカが競馬に勤しみヤラれるのが分かるわーっと共感し、笑った。

2023/06/03

うっちー

字が上手なのは羨ましい。デジタル化が進み、字を書かなくなってますます、低下しています

2023/07/10

テンポがよく、楽しく読めました。 三日月ホテルのコンシェルジュ、チカ(続力)と書道教室を営む、遠田(遠田薫)のコンビが素敵でした。 すれ違っても魂の奥底で繋がっているように思え、縁というものの不思議さを感じました。 そして「書」の奥深さや楽しさを思い出しました。 メールだと誰しもが同じ書体になり、字の癖がなくなります。 私は、字の癖に相手の人柄を思う余白があると思います。 相手と会えなくても、文字越しに対面しているように感じるのです。 自分と向き合い、字を書く。 相手を思い、字を書く。 人の心がそこに。

2023/09/26

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