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下山事件

下山事件

下山事件

作家
森達也
出版社
新潮社
発売日
2004-02-18
ISBN
9784104662012
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下山事件 / 感想・レビュー

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cronoq

「下山事件の真相を暴くルポルタージュ」と思いきや、途中からどんどん脱線。最後は「下山事件の取材をする森達也の軌跡」へ。なお、下山事件についての新事実や新解釈等は本書にはあまり多くは記載されていないし、森も結論を急いではいない。要するに、これは森の取材ノートのようなものなのだろう。森が何を意図して本書を出版したのか、いまいちよくわからなかった。本書に登場する何名かの取材対象者へのエクスキューズなのだろうか。なお、本書を含む「三部作」の残りの2冊は未読なので、近いうちに読んでおきたい。

2011/12/04

Koichi Mori

入念な取材を積み重ね、下山事件は謀略による他殺だと結論づけた書。 まだ他殺説を採る本しか読んでないが、確かに自殺にしては不審な点が多すぎると思う。果たしてこれが明らかになる日は来るのだろうか。

2012/06/26

Miho Haruke

突如やってきた「下山事件」ブーム。というと不謹慎だが、集中して読んだ。『日本の黒い霧』を振り出しに『謀殺 下山事件』『葬られた夏』『下山事件(シモヤマ・ケース)』『下山事件 最後の証言』『夢追い人よ』と「他殺」説にたった書き物を立て続けに読んだ。『葬られた』~『最後の証言』は“下山事件三部作”とも呼ばれており、同じ取材からスタートしたのに取材者どうし関係が悪化し、それぞれに異なった本が書かれる結果となったので話題になった。読み比べると、まず映像作家の分がいかにも悪い。しかし彼の場合、他の(コメントに続く)

2014/06/04

tama

昭和24年(1949年)7月5日、初代国鉄総裁の下山定則は突如姿を消し、翌日未明、常磐線五反野ガード下で轢死体として発見される。他殺を印象づける証拠の数々に反し、警察の最終的な結論は「自殺」。この事件をきっかけに、日本は戦後の復興と繁栄へと突き進む。昭和史最大の謎を、ドキュメンタリー映画「A」の森達也が追ったノンフィクション。陰謀論と紙一重の、にわかには信じ難い組織や人物が続々と登場。しかし徐々に見えてくる事件の真の姿は、その後の日本の辿る運命を確かに暗示しています。

2012/09/18

ホリエンテス

戦後の未解決事件を追ったノンフィクション本。前半の推測までは面白いが後半グダグダ。謎解きもなく、自分が掲載するメディアに振り回された話のみ。結局誰が犯人なのかはっきりと提示しないまま…

2012/03/27

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