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小林秀雄全作品 5

小林秀雄全作品 5

小林秀雄全作品 5

作家
小林秀雄
出版社
新潮社
発売日
2003-02-01
ISBN
9784106435454
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小林秀雄全作品 5 / 感想・レビュー

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ブルーツ・リー

よ、読みましたよ、この体調でも、小林秀雄! 正直、元気な時でも難しいのが小林秀雄なので、どこまで読めているか、かなり心もとないですが、それでもゆっくり、無理やり読みました。 ドストエフスキーの研究者でもある小林秀雄ですが、ドストエフスキーが、深読みをすると、また難解であったりします。 ただ、「罪と罰」に関しては、大学の課題で読んだ事があるので、ある程度小林秀雄が言っている事(の一部)は理解できたかな、という感じです。 この本も、何度も繰り返して読んで、ようやく理解できる本だと思います。

2019/12/18

 

再読。ドストエフスキーの『罪と罰』も『白痴』にしても、小林の批評は「読む」という経験そのものを意識化させるように書かれている。だから、初めから結論があり、それを収まりが良い帰納的/図式的に書いているのではなく、あっちこっちに話題はジグザグに脱線しながらも、その脱線が大きな円を描くようにある中心点を旋回する。この執拗な「読み」の過程で、今まさに作品を読みながら批評が書かれているという現場を、今まさにこの批評を「読んでいる」読者に追体験させる迫力はある。

2023/08/11

MatsumotoShuji

030312

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