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幕末! 疾風伝

幕末! 疾風伝

幕末! 疾風伝

作家
天野純希
出版社
中央公論新社
発売日
2016-03-24
ISBN
9784120048050
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幕末! 疾風伝 / 感想・レビュー

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ヒデミン@もも

天野純希さん初読み。出足「幕末!疾風伝」というタイトルに似合わずのらりくらり。どこが疾風じゃあ! 主人公の松浦佐太郎の頼りない性格。こんな武士、幕末にはいないでしょうと思っていたが、その気の弱さから争いごとに巻き込まれ、そして生き延びる様をみているうちに、案外こんなものかもと思った。後半では、今まで読んだ歴史小説では知らされなかった戦での非情さがあっさりと描かれていて、すごいとどきどきした。熱に浮かされた改革という名の争いで犠牲になるのはいつの世も女子ども。

2016/04/12

マムみかん(*感想は風まかせ*)

幕末ものは、主人公の立場によって同じ出来事も違って見えてくるのが面白いですね。 今作は、逃げ足の速さだけが取り柄でノンポリの若者が、水戸の脱藩浪士の影響で勤皇の志士へと変貌。 高杉晋作や坂本龍馬などの幕末オールスターと関わりながら、世の中の裏表を知っていく成長小説。 ユルユルに始まりながら、どんどん血生臭くなっていくのが辛いです! 時代の大転換期の目撃者となり、戸惑いながらも駆け抜ける、等身大の主人公に共感できました☆

2016/09/02

ポチ

自分達の野望を正当化する為に嘘・偽りを平然と行う薩長の上層部。何も知らない浪人が巻き込まれ、いっぱしの尊皇浪士になっていく。そして最後はあまりの惨さに…‼︎今までの天野さんの作品に比べ、なんだろう、何かモヤモヤしたものが残るなぁ。

2016/05/03

金吾

あまり取り柄のない浪人が時代の流れに乗る軽い話しかなと思い読みましたが、結構辛辣な話でした。維新側に関係を持つ立場からのラストへの移行は良かったです。

2021/04/24

ASnowyHeron

幕末という時代背景に惹かれて手に取る。この時代の活気、矛盾が痛々しい。大事件がさらっと流されているので、ちょっと物足りない感じ。

2016/05/29

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