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女子校礼讃 (中公新書ラクレ 705)

女子校礼讃 (中公新書ラクレ 705)

女子校礼讃 (中公新書ラクレ 705)

作家
辛酸なめ子
出版社
中央公論新社
発売日
2020-11-06
ISBN
9784121507051
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「女子校礼讃 (中公新書ラクレ 705)」のおすすめレビュー

交際相手の選び方も授業で! 女子校あるある満載の「女子校研究エッセイ」

『女子校礼讃』(辛酸なめ子/中央公論新社)

 学生の頃、女子校に通っている友人を羨ましく思うことがあった。多感な時期だからこそ、「男子から選ばれるor選ばれない問題」に一喜一憂しなくてもいい学校生活に魅力を感じたのだ。

 そんな遠い記憶を思い出させてくれたのが、『女子校礼讃』(辛酸なめ子/中央公論新社)。どうやら女子校は幼き日の自分が想像していた以上に魅力的で、奥深い世界であるようだ。

 本書は、読売新聞オンラインの人気連載を書籍化したもの。自身だけでなく、祖母や母、妹も女子校出身者である著者がさまざまな女子校の在校生や卒業生にインタビューし、個性豊かな学校生活を紹介している。

某カトリック系お嬢様校の卒業生が忘れられない「伝説の授業」  共学出身の筆者は正直、学校の授業でワクワクしたことがない。だが、本書には女子校ならではインパクト大な授業が記されており、驚いた。

 中でも、印象深かったのが、某カトリック系のお嬢様学校を卒業したTさんの話。Tさんが通っていた学校では高校3年生になると、修道女の校長先生が授業を受け持ってくれたそう。科目名は宗教だったが、実…

2021/1/11

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女子校礼讃 (中公新書ラクレ 705) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

あきぽん

名門女子校出身の著者の、女子校愛溢れたルポ。私は共学育ちなのですが、大学入学時に女子校出身者はパワーが違っていてすぐわかったのを覚えています。いじめやスクールカースト地獄も共学の方が酷く、共学=男女平等ではないんじゃないかと。女子校出身ですぐ彼氏ができる人も多く、共学出身でも自分みたいに縁のない人間もいるので、お子さんにどっち行かそうか迷っている方はそこは関係ないですよ笑。

2021/10/26

かのこ

中高時代の同級生(部活が一緒で大変濃い時を過ごしたお友達)がおすすめしていていそいそと読んでみた。冒頭の女子校度チェックシートから、これぞ女子校みが…!笑 どんな先生にもファンクラブがあったことや笑いのセンスを磨いたことによる副作用には全力で頷かされた。都会の女子校潜入取材を読むと、個々の学校によって雰囲気は様々だけど、共通して感じるあるあるもあるよね! そして女子校出身の大先輩・美智子様のお手紙の、知性とそこはかとない黒歴史に衝撃を受けた(私はこの500倍はヤバい手紙を書いていたけど😇)

2020/11/12

ぴよぴよ

この前読んだ「女子校育ち」から10年後の刊行。あまり代わり映えしなかった。今回は関西圏や広島、名古屋、オーストラリアと範囲は拡がる。でも、女子校の話というよりは中学受験の学校案内として参考になる内容。私立の方がその学校の特色が顕著な分、面白味を増すだろうというのもわかる。でも少し内輪ウケの感があって、地方出身者は置いてきぼりをくらう。公立にも女子校はあることをお忘れではないか?地方出身者も「そうそう!」と自身の思い出と照らし合わせたり共感したかったな。辛口で失礼。

2023/11/28

minami

辛酸なめ子さんの「女子校育ち」を以前読んで面白かったので、読んでみました。我が家の娘二人とも女子校育ちで、共学だった私の環境とは全く違って驚きでした。陰湿なイジメとかあるんじゃないかと心配したのは杞憂でした。それぞれ違う学校でしたが、もう本当に居心地良かったようです。ちょっと羨ましかった。男性目線を気にせず、のびのびしていました。次女は今大学生で、女子校出身の子が何となく分かると言います。そんな女子校の知られざる真実が本書で明かされます。女子校育ちがお嬢様というわけでは決してない事もよく分かる一冊です。

2023/03/26

おさむ

かつて女子校に通っていた娘を持つおじさん的には、微笑ましいエピソードが多い。聖心女子が世界中に学校があり、あのレディー・ガガが米NYの聖心卒で、一時期、パリス・ヒルトンの妹のニッキー・ヒルトンとも重なっていたという事実と、あの水森亜土さんが桜蔭卒というトリビアと、そのぶっ飛んだインタビューが何故か心に残りました笑。

2020/11/12

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