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人生について (中公文庫)

人生について (中公文庫)

人生について (中公文庫)

作家
小林秀雄
出版社
中央公論新社
発売日
1978-06-10
ISBN
9784122005426
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人生について (中公文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

私は小林秀雄の全集を持っているのですが、「無常ということ」「考えるヒント」やこの本などは文庫で時たま読み返しています。この中では「私の人生観」「感想」が特に印象深く、とくに前者は講演録なのではなしことばなので理解しやすく感じています。時たま話がそれていくのは話題がどんどん発展していくからなのでしょう。講演録ですが内容はかなり詰まっている気がします。

2018/06/16

のり

数篇の批評や講演などが収められています。小林秀雄でいきなりこれから読み始めるのはハードルが少し高いかもしれませんが、小林さんのエッセンスが詰まった、素晴らしい1冊です。なかでも僕のお気に入りは「私の人生観」です。小林秀雄といえば【批評】というジャンルになるのでしょうが、この文章はもはや小説といってもいいほどに名文です!自然や文化、宗教と話が多岐にわたり、その博識ぶりにも驚かされますが、それを繋げてゆく流れ方が本当に見事ですね。頭で考える楽しみ、心にまざまざと伝わってくるよろこび、その両方が味わえます。

2014/09/18

よっちん

小林秀雄という人物は、「職人」という言葉を深く深く掘り下げた人だ。画家が絵筆を持ち、運動選手が砲丸を構え、文学者が言葉を紡ぐその瞬間、人間の生まれ持つ美しい表情が立ち現れる。それはどこまでも自然なことであって、科学的理性だとか合理主義的思想が這入り込む余地はない。そうした剛健な思想がそのまま他者への深い共感や慈愛となって文章に滲み出ているところも、氏の批評の魅力の一つであると言えよう。『私の人生観』『感想』『信ずることと知ること』に特に深い感動を覚える。

2017/05/14

shiaruvy

★3.5 関連:[中原中也・中井英夫] 「考えるヒント」にも同じ文章があるが、この編集順で読むと、また別の味わいがあり楽しい。 「私の人生観」「感想」は要再読に値する。

2011/10/25

TM

小林秀雄の人生についてという本。元々このタイトルに引かれて購入したのであるが、むしろ中原中也の思いでという短い文章の方がが印象にのこった。かつて一人の女性を巡って三角関係になった二人。後年あんなに筆まめだった男が日記でこのことに一切ふれてなく僕のことをただ「口惜しい男」とだけ書いていると小林は書いている。それだけ互いを深くしる二人だけに小林の中原に対する文章は心にくるものがあり中原の詩を読んでみようかなと思った。

2012/01/31

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