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よろず覚え帖 (中公文庫 し 15-6)

よろず覚え帖 (中公文庫 し 15-6)

よろず覚え帖 (中公文庫 し 15-6)

作家
子母沢寛
出版社
中央公論新社
発売日
1980-07-10
ISBN
9784122007499
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よろず覚え帖 (中公文庫 し 15-6) / 感想・レビュー

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さっと

『駿河遊侠伝』や『勝海舟』に代表される股旅もの、幕末ものを数多く物した子母沢寛らしいとっておきの幕末こぼれ話。主役でとりあげた人物と関わりのあった者が次の主人公という、まるで連作小説のように次々と語られるエピソードに興味津々。個人的には、維新後、無禄に近い境遇になりながらも、旧君主を追って静岡入りした幕臣たち「お泊りさん」の話が胸に迫ってくる。お茶畑になった牧之原開拓、失敗に終わってしまった豊浜での製塩事業。このあたり、突っ込んで書いたものがあれば手にとってみたいもの。

2013/10/08

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