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三の隣は五号室 (中公文庫 (な74-1))

三の隣は五号室 (中公文庫 (な74-1))

三の隣は五号室 (中公文庫 (な74-1))

作家
長嶋有
出版社
中央公論新社
発売日
2019-12-19
ISBN
9784122068131
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三の隣は五号室 (中公文庫 (な74-1)) / 感想・レビュー

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ミカママ

横浜あたりにある某アパートの同じ部屋、約50年に渡ってそこに暮らした住民たちの「特になにがあったということのない毎日」を切り取った作品。昭和から平成にかけての文化史としても。わたし自身が暮らしたアパート、学生時代に半同棲していた彼氏が住んでた高架下のアパート(トイレが和式だった‼️)なんかを思い出しながら楽しめた。そこまでの思い入れがないとやや冗長と捉えられるかも。登場人物が多いので年表があるとよかったかもしれない。ひさびさの長嶋有作品、とても彼らしかった。

2021/10/20

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

☆4.5 アパートの一室に歴代暮らした住人をモチーフにするという作者の目の付け所がユニーク過ぎます。 1966年から2016年の間に、とあるアパートの「五号室」 に暮らした1代目の「藤岡一平」から13代目の「諸木十三」まで、13世帯に渡る歴代の住人達を描いた作品です。 個人個人に面識はなくても暮らした時代の背景は異なっても、同じ「五号室」というその一室で 暮らしたという事で「五号室」の住人たちは繋がっているのです。

2021/02/02

ふう

行きつ戻りつしながら数十ページ読んだところで、だめだ、頭がぐちゃぐちゃで物語に入っていけないと思い、年表を作りました。50年にわたる、とあるアパートの五号室に住んだ人々の短い生活が描かれています。しいて言うなら主人公は五号室ということでしょうか。部屋の間取りは変わらないけど、水道の栓がレバーになり、観ているテレビ番組が移り変わり、中にはちょっとぶっそうな住人もいて、人々はこんなふうに暮らし、その暮らしの一コマ一コマが平凡だけどいとおしい歴史なのだと、自分のアパート暮らしと重ねながら感じました。

2020/01/02

佐島楓

本書を読むと、誰にも影響を及ぼさない人生などひとつも存在しないということがわかる。本当にちょっとしたことでも、痕跡としてほかの誰かに深い印象を与えたり、行動を変えたりする力を持つことがある。普段自覚しないで生きているけれど、生きていること自体が一回限りのオリジナルで凄い現実なのだと思う。自分にしかできないことって、実はたくさんあるのだ。

2020/01/07

masa

僕はTVを観ない。好きではないというわけではなくて、子どもの頃にチャンネル権というものがなくて、一番観たい時期に観れなかったせいで執着がなくなっただけの話だ。そんな僕からするとTVもYouTubeも似た者同士のマスメディアだ。今、さぶいぼの出そうな仲間意識を剥き出しにTVを仮想敵にしているYouTuberたちは、三十年前ならTVを武器に同じことをしただろう。新しい媒体が登場する度に繰り返される茶番。それに対して著者の一貫したTVへのリスペクトは心地良い。文庫のシュアな解説が村田紗耶佳であることにびっくり!

2022/03/19

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