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いろんな私が本当の私

いろんな私が本当の私

いろんな私が本当の私

作家
長嶋有
雁須磨子
コナリミサト
丹羽庭
鶴谷香央理
三本 阪奈
米代恭
出版社
双葉社
発売日
2023-11-22
ISBN
9784575318418
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「いろんな私が本当の私」のおすすめレビュー

芥川・大江賞作家・長嶋有と実力派の女性漫画家6名がタッグを組んでおくる珠玉のアンソロジー『いろんな私が本当の私』

『いろんな私が本当の私』(双葉社)

 音楽、映画、本あらゆる膨大なコンテンツの電子配信が可能となり、スマートフォン一つでそれらに気軽にアクセスできるようになった今、それでもあえてCD、DVD、紙の本を買って手元に置いておきたい作品がある。コンテンツの作者のファンであったり、思い入れのある作品だったりと理由はそれぞれあると思うが、じっくり何度も味わいたい作品であるという点は共通しているのではないだろうか。今回ご紹介する『いろんな私が本当の私』も紙の本で手元に置いておきたくなるそんな1冊だ。

『いろんな私が本当の私』は芥川賞、大江賞受賞作家、長嶋有 (ナガシマユウ)先生の6編の小説が実力派の女性漫画家6名(米代恭先生、三本阪奈先生、丹羽庭先生、コナリミサト 先生、鶴谷香央理先生、雁須磨子先生)によって漫画化され収録されている。2012年に発行された『長嶋有漫画化計画』から10年以上の時を経て企画された待望の漫画化アンソロジー第2弾だ。作品毎に長嶋有先生自身による解説や担当漫画家とのエピソードも収録されており原作ファンもマンガ好きも両方がうれしい1冊となっ…

2024/1/19

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いろんな私が本当の私 / 感想・レビュー

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ムッネニーク

51冊目『いろんな私が本当の私』(長嶋有 原作、雁須磨子/コナリミサト/丹羽庭/鶴谷香央理/三本阪奈/米白恭 著、2023年11月、双葉社) 芥川賞作家・長嶋有の作品を漫画化するというアンソロジー企画の第2作。今回は6人の人気女性漫画家が、それぞれ女性を主人公とした物語を描く。 お気に入りは雁須磨子が手がけた「三の隣は五号室」。アパートの一室に着目し、住人の移り変わりの様を描いていくという発想が面白い。 〈私 小学生の時 人殺しちゃったん だけどさ〉

2024/04/12

nonpono

いろんな漫画家が長嶋有作品を漫画化するシリーズ第二弾。長嶋有もデビュー作しか読んでない。いろんな女性像に出会えます。ダントツに冒頭の「三十歳」が好み。その諦観とだけど見ていたい、まだ捨てたくないほろ苦い夢や気になるあなた。ただ、泣きたかったんだ、勝負出来なかったピアノに。ピアノをピアノの下で悪いことをして罰せられたかった。やはり、泣きながら怒鳴り込んでくる無防備な女にはかなわない。執着心なのかそれを愛と言うか。また堂々巡りが続くけど、嘘がなさすぎて腹が立つけど、あなたのわたしへの想いに泣けました、褒めて。

2024/03/05

しましまこ

雁先生買い、長嶋有の小説コミカライズアンソロジー。

2023/11/23

コリエル

2巻目が出るとはなあ。長嶋有の小説の一節を人気漫画家たちが切り取って読み切りにするこのシリーズだが、今回も良かった。あとがきの愉快で暗いという著者の自称がぴったりくるかもしれない。ファンの贔屓目で雁須磨子の作品が良かったが、他もまたしっとりと薄暗い気分に浸れて良かった。

2023/11/29

オムロン

アンソロジーものの漫画を読むことが少なくて。そういう形態を読むのに必要な個人的な体力が不足していたのか…ショートショートにしては、込み入ってて、一話一冊分くらいで読めたらまた感じ方違ったように思う。でもどの話もさすがだからこっちの問題な気がする。トクサツガガガの丹羽庭さんとご成長ありがとうございますの三本阪奈さんの作品がよかった。

2023/12/14

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