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任侠浴場 (中公文庫 こ 40-38)

任侠浴場 (中公文庫 こ 40-38)

任侠浴場 (中公文庫 こ 40-38)

作家
今野敏
出版社
中央公論新社
発売日
2021-02-25
ISBN
9784122070295
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ジャンル

任侠浴場 (中公文庫 こ 40-38) / 感想・レビュー

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サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

ヤクザによる世直し企業再生、シリーズ第4弾。ワンパターンではあるけれどこのシリーズ好きだなあ。文庫になるのを待ってました!今度の舞台は赤坂の銭湯。ほとんどの家に風呂がある現在、銭湯は斜陽の一途、かろうじて補助金で生き残っている仕事とも言える。でも親分が言う通り最近の日本人は「きっちり休む」って言う事が下手になったのかもしれない。一生懸命働いた後、湯船にゆったり浸かってその日の疲れを癒す。そうしたメリハリが明日の活力源となるんだろうなあ。私もシャワーだけではダメな派です。ゆったりと湯船に浸かりたい。★★★★

2021/03/03

佐々陽太朗(K.Tsubota)

待った甲斐がありました。腹が据わっている割に気苦労の絶えない代貸・日村と丸顔で童顔のマル暴刑事・甘糟のキャラが立っているのは相変わらずだ。キャラと言えば組事務所に遊びに来る女子高生・香苗もイイ。すごくイイ。 このシリーズはひと言で云うとヤクザのお仕事小説です。ヤクザが奮闘し活躍するユーモア小説でもあります。しかしヤクザだからといって侮ってはいけません。彼らの行動様式、彼らが吐露する心のうちは大新聞の論説なんぞを読むよりも心に響きます。

2021/04/25

やな

任侠第4弾は銭湯、余裕綽々の親分、心配性の代貸、何やら楽しそうな若い衆、今回も面白かった(^_^)

2021/03/15

mike

湯船に浸かるという日本独自の文化は素晴らしいと思う。寒い日に熱い湯に体を沈めた時に全身を駆け巡るあの快感と言ったら…今回の阿岐本組のミッションは銭湯の立て直し。何と言っても真吉と香苗がグッジョブ👍この本を読んで銭湯のペンキ絵師が3人しかいないという事を知って驚いた。あの富士山なんかの絵を一晩で描き上げるというのは本当にお見事。ところで、足元サラサラ好感触の珪藻土バスマットってのがあるのね。これは早速買わなくっちゃ!

2024/01/13

ハゲおやじ

久しぶりの任侠シリーズ。今回は、日村を休ませる事と阿岐本の顔の広さが中心だった様に思えた。阿岐本の言う「今の日本人には銭湯が必要だ」は、妙に納得させられた。確かに 躾がいつの間にか身につく場所であり、メリハリがつく(頭を空っぽに出来る)場所だったのかも知れないなぁ。でも、コロナ禍では厳しいか…。私は好きなシリーズなので 今後も続けて欲しいと心から思う。そうそう、ふと 上司の「浴場に来ると 欲情するなぁ」とのオヤジ駄洒落を思い出した(失礼しました)。

2021/03/16

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