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Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

作家
円城塔
出版社
早川書房
発売日
2008-01-01
ISBN
9784152088901
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Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) / 感想・レビュー

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東京湾

「ここに本来書かれているものは、今見えている文章では全くない」表題作は小説というものに対しての着眼点が面白い。割と解りやすい方なんじゃないかなこの作家の書くものとしては。読者の数だけ生成される想像と実際に書かれているものとの距離感、それを巧みに数理的世界観に落とし込み、一つの物語を創造している。とても良かった。あとの三作は例の如くよくわからなかったが、頻出する用語や迂遠な文体、奇抜な構成に翻弄されつつ、随所のユーモアにほくそ笑む、なかなか楽しい読書体験だった。恋愛小説をこんな捉え方する作家、他にいないよ。

2018/01/19

芍薬

なんだか円城さんが大好きになってしまう一冊。何かがあってそれを例えて、その比喩をまた比喩でくるんで、でも何かなんて無いんだよね。とマトリョーシカ適文章が最高です。

2014/01/07

ひょろ

まぎれもない数学SF。数学的構造物が語り出したらこうなるという作品群。それぞれの世界での闘いの記録。いわば数式の擬人化なのだが、艦これみたいにそのうちならないかな。

2016/06/01

愛玉子

アルゴリズムといえばまず『アルゴリズム体操』が思い浮かぶ私にとって、このハイパー物理短編集は目が回りそうだった。ものすごく遠回りではあるが、確かに恋愛小説だった。そして訳がわからないのに面白い。お気に入りは表題作。あなたの網膜に映り脳内で構築されるものは、私のそれとは違う。同じものを見ているというのは錯覚に過ぎない。だが錯覚を無限に繰り返せば、無限の果てにそれは一致する、はずだ。だから繰り返す、永遠の/一瞬の、無数の/ただ一つの、あの場面を、あの言葉を。本人たちが忘れても、死んでしまった後でさえ。

2010/04/02

スズツキ

数学→わかる 物理→わかる SF→わからないでもない 円城塔→わっかんねー、全てがわっかんねー、知らんし、いや全く

2015/09/25

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