読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)

作家
山中 伸弥
羽生善治
是枝裕和
山極 壽一
永田 和宏
出版社
文藝春秋
発売日
2017-02-17
ISBN
9784166611188
amazonで購入する Kindle版を購入する

あらすじ

あんな偉い人でも、なんだ自分と同じじゃないかということを感じとってほしい ――永田和宏「はじめに」より

細胞生物学者にして、歌人としても著名な永田和宏・京都産業大教授から、あこがれの対象を持っていない若い世代へおくるメッセージ。
各界を代表する人物の講演と、永田氏との対談を収録。

「あんなに偉い人でも自分と同じ失敗や挫折を経験してきたのかと、また将来への不安や焦りもあったのかと、その場で驚き、感じとってほしい。それはそのまま、自分の将来にひとつの可能性を開くことになるはずである。ひょっとしたら自分だってと思えるということは、それに向かって努力してみようかと思うことでもあろう。初めから圏外のものとして除外するのではなく、ひょっとしたらと思えることだけでも、その若さに可能性を付与することになるはずである」

◆目次◆

第1章 山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所所長)
「失敗しても、夢中になれることを追いかけて」
【対談】環境を変える、自分が変わる

第2章 羽生善治(将棋棋士)
「挑戦する勇気」
【対談】”あいまいさ”から生まれるもの

第3章 是枝裕和(映画監督)
「映画を撮りながら考えたこと」
【対談】先入観が崩れるとき、世界を発見する

第4章 山極壽一(京都大学総長、霊長類学者)
「挫折から次のステップが開ける」
【対談】おもろいこと、やろうじゃないか

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

佐島楓@勉強中

講演録。全体的に皆さんリラックスムードで、初めて聞く話もポンポン飛び出し、素顔がのぞけて興味深かった。京大生向けの講演ということで、若者へのメッセージがそこここにある。私はもう若くないけれど、挑戦し続けることの大切さは身に染みて知っている。自分があきらめたらそこで終わってしまうし、後悔ばかりが残る。よし、頑張ろう。この本を読んでよかった。

2017/02/18

ちゃちゃ

失敗や挫折によってこそ目の前に新たなフィールドが拓かれる。4人に共通するのは、失敗を恐れず挑戦し諦めない心が大切というシンプルで基本的な気づき。本書は京産大創立50周年企画として山中伸弥、羽生善治、是枝裕和、山極壽一の豪華メンバーを招き、その講演と対談をまとめたもの。とりわけ、先入観が崩れるときに世界を発見するという是枝監督の創作観、勝者も敗者もつくらないゴリラ社会の「負けない論理」に関する山極京大総長の話が興味深かった。次代を担う学生たちへのエールは、何者でもなかった頃のほろ苦いリアルな経験の中にある。

2017/06/08

万葉語り

山中伸弥「一つの環境に安住しない」、羽生善治「いろいろな長さの物差しを持つ」、是枝裕和「先入観が現実に壊されるのがドキュメンタリーの快感」と、読み進めたが、山極寿一はこの本で京大総長と知った。ゴリラと雨宿りをし再会した時のエピソードが面白かった。聞き手の永田和宏は歌人だということなので、今度著作に触れてみたい。何者でもないときから、持ち続けた考え方や生きる姿勢が彼らをこうした憧れの存在にしたのだろうと思った。2018-74

2018/03/31

それいゆ

藤井聡太四段が話題になっている今、羽生善治三冠の講話はもっとも旬な話でした。是枝裕和監督の映画は私にはほんの少し難解です。波長が合った作品は「そして父になる」くらいでしょうか?「幻の光」はよく分かりませんでした。「海よりもまだ深く」「誰も知らない」「歩いても歩いても」「海街diary」「空気人形」などを観ましたが、いい作品の予感はしますが、いまひとつ理解できない自分があります。でもこんなに多くの是枝作品を観ている自分は是枝ファンなんでしょう!「映画を撮りながら考えたこと」もちろん興味深く読みました。

2017/07/28

ゆうじ

羽生さん「相手のほうから見たときに自分だったらどう指すかというふうに考えてしまう」「同じ一手を指すのでも、それを短期的にみるか、長期的にみるかで変わってくる」是枝さん「映画が自己表現だったら、なぜカメラが自分に向かないんだ」「見ているものをわざわざ映像に撮ることを、ネガティブにしかとらえられなかった」でも「いや、普段僕ら、全然見ていないじゃないか」

2017/09/21

感想・レビューをもっと見る