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僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)

作家
山中伸弥
羽生善治
是枝裕和
山極壽一
永田和宏
出版社
文藝春秋
発売日
2017-02-17
ISBN
9784166611188
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僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書) / 感想・レビュー

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さと

“何者”かになるための成功論ではない。かといって乗り越えた挫折を語る武勇伝でもない。では、伝わってくものは何か…人生に於いて予想外の現実を“へぇ〜!おっもしろ〜い”と思いっきり楽しめ、大丈夫だから、というメッセージ。先入観や執着を手放す先に計り知れない可能性が広がっている。 「わたし」という人生の研究者の如く、全てを楽しんで生きていきたいなと思わずにはいられなかった。

2019/12/15

佐島楓

講演録。全体的に皆さんリラックスムードで、初めて聞く話もポンポン飛び出し、素顔がのぞけて興味深かった。京大生向けの講演ということで、若者へのメッセージがそこここにある。私はもう若くないけれど、挑戦し続けることの大切さは身に染みて知っている。自分があきらめたらそこで終わってしまうし、後悔ばかりが残る。よし、頑張ろう。この本を読んでよかった。

2017/02/18

ちゃちゃ

失敗や挫折によってこそ目の前に新たなフィールドが拓かれる。4人に共通するのは、失敗を恐れず挑戦し諦めない心が大切というシンプルで基本的な気づき。本書は京産大創立50周年企画として山中伸弥、羽生善治、是枝裕和、山極壽一の豪華メンバーを招き、その講演と対談をまとめたもの。とりわけ、先入観が崩れるときに世界を発見するという是枝監督の創作観、勝者も敗者もつくらないゴリラ社会の「負けない論理」に関する山極京大総長の話が興味深かった。次代を担う学生たちへのエールは、何者でもなかった頃のほろ苦いリアルな経験の中にある。

2017/06/08

akihiko810/アカウント移行中

著名人の京産大での講演。将棋の羽生、是枝監督など。印象度B+  是枝監督目当て。「何者でもなかった頃」なんていっても、羽生なんて中学生デビューだしな。iPS細胞の山中教授、ゴリラの研究者の人が若手時代の話をしているくらい。 是枝監督の話はやっぱりいい。「そして父になる」でリリー・フランキーが福山を強く殴れなかったシーンの話は、何度聞いても「いいな」と思う。是枝監督、また日本で撮ってほしいけど、もう日本資本じゃ低予算過ぎて無理か。日本映画界の凋落久しい

2022/03/31

けんとまん1007

山中先生、羽生さん、是枝監督、山極先生。皆さん、以前から関心を持って、著書を読んだりしていた方ばかり。今回、改めて、それぞれの視点・立ち位置が際立って見えた。そのうえで共通しているのは、謙虚さを持ち合わせていることではないかと思う。

2018/09/20

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