あなたのためなら 藍千堂菓子噺 (文春文庫 た 98-3)
あなたのためなら 藍千堂菓子噺 (文春文庫 た 98-3) / 感想・レビュー
ケイプ
シリーズ3作目。4作目を読もうとしたのですが、お話の内容をすっかり忘れているので再読です。ほとんど覚えてなくて私の記憶もいい加減てこと。でも読んでよかった。茂市の過去や糸と幸次郎の関係を踏まえて次を読もう。
2023/02/06
オスカー
前作からだいぶ間があいてしまい、読みながらそうだった、といろいろ思い出す。今回は雨に関するタイトルで「遣らずの雨」「袖笠雨」「狐の嫁入り」「通り雨」最後は「逆さ虹」。鯖猫長屋の主人公の恋も進展しないけど、こちらの幸太郎とお糸もじれったくて、そこに事件が…。『あなたのためなら』読み終わった後にこのようなタイトルが沁みてくる。次巻はいつ読めるのか? 逆さ虹→ https://www.midorinomachi.or.jp/news/761/
2021/08/29
chisarunn
「藍千堂菓子噺」の3巻、兄ちゃんにお嫁さんと連れ子がきてようようにぎやかになりました。こういう、江戸庶民人情噺みたいなのはそれこそ選び放題の時代小説だが、自分がこの作者を好きなのはミステリっぽいからである。そりゃ時代ミステリといえば宮部みゆきだが、あっちは怖いんだもん。まあそれはそれとして、この兄弟(鋭い弟に頭のあがらないちょっととろい兄ちゃん)がとても魅力的で、妄想が膨らみます。和菓子もごちそうさま。
2021/10/01
suzu
茂市さんがいいひとすぎとおもっておりましたらそういう背景があったのですね。そうなら兄弟を受け入れてお互い救いになったのだとわかりました。好きなシリーズ。
2022/02/06
あずとも
命懸けの愛というのは言い過ぎな気もするけれど、どの話にもそれぞれの大切に思う人達に対する思いが溢れている。因果応報とはいえ全てお糸が背負わなければならないのが哀しい。
2021/06/14
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