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私に付け足されるもの (文芸書)

私に付け足されるもの (文芸書)

私に付け足されるもの (文芸書)

作家
長嶋有
出版社
徳間書店
発売日
2018-12-18
ISBN
9784198647339
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私に付け足されるもの (文芸書) / 感想・レビュー

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アマニョッキ

もうみなさん呆れるぐらい大好きな長嶋有さん。「くだらないのに難しい願望」を描いた12編の短編集。長嶋有さんの作品に出てくる人たちはみんなきちんと道を歩いているし、プラモデルを作っているし、移動している。そこにきちんと動きがあり、迷いがあり、無駄があり、発見がある。わたしの中にたしかにある「記憶」のなかの冬眠部分をくすぐる作品たち。本当にもう良すぎて良すぎて好きすぎて。ストーリーではなく、自分の「これまで」に「寄り添って」泣けるという感覚を味わってほしい傑作です。全アマニョッキおすすめ!登録1000冊目!

2019/01/12

ぶんこ

図書館で予約待ちの多い人気のある本なのですが、どうにも入りこめないまま読み終わりました。短編の主人公のほとんどに共感できるところがなかったからでしょうか。40歳前後の女性が心の中、頭の中?で考えている独り言?が、(ふぅ〜ん)(なんで)等々の印象で終わってしまう。合わなかったとしか言いようがありませんでした。

2019/03/19

りつこ

なんかいいなぁ、たまらなく。どこが好きかと聞かれると答えるのが難しいんだけど。当たり前のなんてことはない人たちの日常だけど、ちゃんと一人でちゃんと人とも関わっていてちゃんと暮らしてる。その中で好きだなと思ったり違和感を感じたり…少しだけ風向きが変わる瞬間を無駄のない言葉できちっと表現してる。文章が好きだなぁ。よく練られてるけど作為的じゃなくて素朴。「私に付け足される」…この発想がまたいい。大好きな長嶋有さんだけどこの作品はその中でも上位に来る感じ。よかった。

2019/02/05

いちろく

12人の40歳前後の女性を主人公にした12の短編集。もともと著者が描く日常の風景描写が好み。今作ではその対象がモノだったり人だったりと、更に範囲が狭まった描写も楽しめた。2010年以降に発表された短編と描き下ろしを加えた構成だけれど、中編のネタが短編に濃縮されたと思えるぐらい一編一編が個性的。それに「固有名詞」に惹き込まれる様な著者独特な世界観が加わるのだから堪らない。個人的に、長嶋有さんの作品は最近のモノが特に好きと改めて実感できた一冊でもあった。

2019/01/11

kaz

私は長嶋有さんの書く文章が好き。両性具有的なジェンダーフリーな感じが好き。同い年というのもあるが、書かれているコトガラがいちいちツボにはまる。この短編集も、中にはちょっと意味がよくわからないものもあるけれど、そも部分も含めて好き。ミネラル麦茶のCMソングを鼻歌でうたう。ウルトラマンエースの北斗と南はパン屋さんと看護婦だった。カサカサ歩くのは漫画のパタリロ殿下。 「潜行するガール」の「あらかじめ分かる正しさが、これが私をぜんぜん救わないんだな」この一文に出会えただけで、私は少し救われた気がするな。

2019/02/23

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