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雪のなまえ (徳間文庫)

雪のなまえ (徳間文庫)

雪のなまえ (徳間文庫)

作家
村山由佳
出版社
徳間書店
発売日
2023-12-08
ISBN
9784198949082
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雪のなまえ (徳間文庫) / 感想・レビュー

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中玉ケビン砂糖

毒でも薬でもない話とまでは言わないが「シンプルだが割とフクザツでもある話」。「俺、農業やろうと思う!」と言い出した瀬尾まいこ系父親をさりげなく別室に連れていき、神妙に「何かあった?」と気遣えるほど子どもはタフじゃない。クラスでの不和のせいで不登校気味な自分への慰め? 忙殺される仕事に疲れた大人の一過性の気まぐれ? とはいえ、「このまま消えちゃったほうがいいのかな」というニヒリズムの極北へ溺れるほどにヤワでもない。意外と忘れられがちだが、人は年齢問わず

2023/12/22

coldsurgeon

小学校でのいじめにより不登校となった主人公・雪乃を中心として、現代の日本で遭遇する様々な問題に問いかける。雪乃の父は、会社を辞め、祖父の住む場所へ、地方移住し、田舎暮らしを始める。さらに収納することにもなる。すべてのことに、それぞれの環境での人間関係が、大なり小なり影響してくる。人間関係で苦しむのであれば、一時的に逃げて、身を小さくしていていいし、もっと周囲に助けを求めてもいい。自由に生きることが大切だが、周りの人の自由を求める姿勢に選択しすぎてもいけない。主人公たちはそれなりの収束点を迎えたが、今後は。

2024/01/30

なぎかぜ♂

おいコーや、全ての雲は銀のシリーズに繋がる、人生一休みしている主人公とその周りの優しい人達の物語。就農やイジメも題材にしていて、現在らしさもありつつなのが良いところ。一番印象に残ったのは、主人公が、実は周りのみんなからずっと優しく見守られていた事に気づいた事。こういうの、やっぱ村山さん好きですよね。自分の好きな村山節です。

2024/04/29

陽ちゃん

いじめにあって学校へ行けなくなった小学5年生の雪乃は、会社を辞めた父と一緒に長野の曾祖父母のところで暮らすことになります。が。新しい学校にも行くことができず、両親や曾祖父母をがっかりさせているのでは、と悩みますが、周りの大人たちや父の友人の息子で同い年の大輝たちと関わるうちに、凝り固まっていた心が溶けてゆき…。父が始めたマスタードの製品化や「納屋カフェ」の行方も気になりますが、雪乃と大輝の仲がどう発展していくのかが非常に気になります。

2024/01/17

りらねこ

帯の文章に惹かれて購入。この本読めて良かった。

2024/03/31

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