くおんの森 5 (リュウコミックス)
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くおんの森 5 (リュウコミックス) / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
本とヴァイオリンと栞ヶ浜を繋ぐ由縁によって引き起こされた共鳴。遊紙と詩音を彼等の御祖父さん世代と重ねる栞ヶ浜の人々に残り続ける日常という時の積み重ねをしみじみと感じます。遊紙が紙魚に本の記憶を食べ尽くされて呆然となる場面と詩音は感覚が一層、研ぎ澄まされたが故に歌を封印したエピソードと相俟って胸が苦しくなります。特に「大切な人だからこそ、反応が怖くて出来ないこと」は思い当たる節がたくさん、あるのでちょっと怖くなりました。そして最後の花はどんなことを予感させるのだろうか?本当に続きが待ち遠しいです!
2014/01/06
ぺぱごじら
ぼくが好きなコミックの作者さんは『遅筆の人』が多く、釣巻さんもその一人。前巻から1年4ヶ月か…(苦笑)。4巻を読み返してからでないと、付いていけない。『文字と音のシンクロ』は、釣巻ワールドの幻想的な絵にアジャストして、とても良い夢をみた気分にしてくれる。外の月明かりで読みたくなる作品。季節は…5月あたりが良さそう。2013-204
2013/12/14
こぽん
前巻から1年半もたってたんか…そりゃ忘れてるわ(笑)前巻を読んで再読。だんだん森のこと、栞が浜のこと、明かされてきました。詩音君が早く思いっきり歌えるようになるといいなぁって。遊紙君の中の紙魚、食い尽くしてきちゃったのかしら。不安になります。作者が、本当に本好きなんだなぁって、この漫画読んでたら嬉しくなるのです。
2013/12/19
MamaxKoko
親同士の出会いを聞いていると二人は出会うべくして出逢ったということが分かる。本に音楽に愛された少年たち。草木や蔦、花散るシーンは幻想的で圧巻。
2015/02/16
案山子
おお、クライマックス!? 遊紙と詩音は出会うべくして出会った2人だった、ということでしょうね。
2013/12/17
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