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スカートの下の劇場: ひとはどうしてパンティにこだわるのか (河出文庫 う 3-1)

スカートの下の劇場: ひとはどうしてパンティにこだわるのか (河出文庫 う 3-1)

スカートの下の劇場: ひとはどうしてパンティにこだわるのか (河出文庫 う 3-1)

作家
上野千鶴子
出版社
河出書房新社
発売日
2019-05-01
ISBN
9784309416816
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「スカートの下の劇場: ひとはどうしてパンティにこだわるのか (河出文庫 う 3-1)」のおすすめレビュー

パンティと性器管理、男の下着フェチ、女のナルシシズム… スカートの下の劇場には何がある?

『スカートの下の劇場: ひとはどうしてパンティにこだわるのか』(上野千鶴子/河出書房新社)

『スカートの下の劇場: ひとはどうしてパンティにこだわるのか』(上野千鶴子/河出書房新社)という本がある。1989年(平成年)8月に刊行され、またたく間にベストセラーとなり、そのまま平成を駆け抜けた。本稿で紹介するのは1992年に文庫化され、今年5月に新装版となったものだ。

「パンティはどう進化してきたのか」「なぜ性器を隠すのか」といったパンティにまつわるそもそもの疑問から、「人はどうしてパンティにこだわるのか」「男女のパンティ観の違い」などなど、“セクシュアリティ”の本質を下着の歴史を通して描いたものだ。

「人はなぜ性器を覆うのか」という問いにおいて著者は「ニューギニア高地人のペニスケース」を思い起こすという。彼らは特別に加工したひょうたんでペニスを覆い、その先端を腰紐で固定する。その姿で闘い、耕作し、ダンスをする。その目的は、自前の性器よりももっと象徴的な代替物を使うことで誇示するためだという。「彼らは、あらわすために隠す」と著者は言う。

 性器を覆う最小限…

2019/5/30

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スカートの下の劇場: ひとはどうしてパンティにこだわるのか (河出文庫 う 3-1) / 感想・レビュー

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混沌

単行本を出た年に読んだ。これ売っているの、日比谷シャンテのHMV&BOOKS 日比谷コテージの性のコーナーで今日知った。自著自解を読む。30年たって当たっているところ、外れているところ、世の中が変わらぬところ、変わっているところ、歴史的検証ができていろいろ面白いね。

2019/05/20

寂しがり屋の狼さん

スカートの下の限られた世界で、これだけ語れるものかと感心しました(*^.^*)30年前に書かれたものなので、現在とのズレを感じるところもありますが、他人に聞けるような話しでもないので覗き見をしているような感覚に(笑)下ネタは書かれてるけど、いやらしくは無いし。難しい表現も多く全てを理解するには、もう少し時間がかかりそうです。(*^.^*)

2019/10/08

みり

初版から30年後の新装版ということで、最後には著者による自著自解が。驚いたのは、当時上野氏を「男に媚びて下ネタで売り出した学者」と批判する人がいたらしいこと。きちんと読まずに批判だけする人はいつの世もいるのだと思うけど(いけないことだけど)、そんな誤解をされた経験もある人が今や「上野千鶴子」なのだと思うと、女性学の歴史を感じる。

2019/06/04

まろん

なぜ性器を隠すのか、なぜ下着をつけるのか。セックスアピールかナルシシズムか。セクシュアリティの文明史。んー面白かった。下ネタなのに勉強になる。というか、ここまで高度になるともはや下ネタではないか。バブル時代の本だから今との違いを楽しみにながら読めた。⚠︎教科書みたいな感じで参考の写真がドーンと(下着姿やヌードの女性が)いきなり出てくるから男性は読む場所に気をつけるべし。

2020/01/23

ふるい

面白かった。性器をぴったりと覆うパンティの登場によって、性行為へと至る道のりが遠ざかる。男は隠された性器そのものより安全なパンティのほうに愛着を覚え始める。女は男のためというよりは男の視線を通して自分を愛するためにパンティを選ぶ。ジェンダー非対称性についてとても興味があるので、『女ぎらい』読もうかな。

2019/07/23

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