逆さに吊るされた男 (河出文庫 た 48-1)
逆さに吊るされた男 (河出文庫 た 48-1) / 感想・レビュー
ひいろ
★★★
2021/04/20
meow3
オウム真理教の林泰男死刑囚との対話から生まれた作品。確かに田口ランディはスピリチュアルという言葉が出回る前から精神世界に傾倒していたからオウムに興味を抱くのも分かる。主人公がオウムに深入りしていくのにハラハラした。そして話した限りではどうみても犯罪を起こすような人ではない人達が結果的にあのような事件を起こしたという得体のしれなさ。自分でも悪いことと分かっているのに逃げられなくなっていく過程が怖かった。
2022/05/31
ロロノア・ゾロ
一言『オウム真理教は何だったのか!』地下鉄サリン実行犯で死刑囚・林泰男の交流者となった作家を描いた作品。実体験をもとに描いた本書はフィクションではあるが、なかなかの衝撃作である。執行を経てのあとがきは意味深いものとなっている。記憶にある「地下鉄サリン事件」は本当に衝撃だった。世の中、どうなっていくのか世間を騒がせたテロ行為。25年以上が経ち、皆の記憶が薄らぐ中、改めて考えさせられた。強烈な麻原彰晃にどれだけの能力があったのか⁉︎何故、高学歴の信者が殺人者になってしまったのか⁉︎未だに自分には理解できない。
2021/03/14
やまた
林泰男との面会を元にした小説。うーん?
2021/03/12
コノヒト
中途半端な気はした。地下鉄サリン事件及びオウム真理教を作者の視点で捉えた一面を、それもフィクションの形で紹介したものである。でしかない、とも言えそうだ。
2022/05/18
感想・レビューをもっと見る