KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

火天風神 (光文社文庫)

火天風神 (光文社文庫)

火天風神 (光文社文庫)

作家
若竹七海
出版社
光文社
発売日
2006-08-10
ISBN
9784334741068
amazonで購入する

ジャンル

火天風神 (光文社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ダイ@2019.11.2~一時休止

孤立した?リゾートマンションでおこるパニックもの。無茶苦茶な行動をおこす人が多いですなぁ。表紙が内容にあってない気がする・・・。

2015/12/10

セウテス

観測史上最悪の大型台風が直撃した日、三浦半島のリゾートマンションに滞在する人々の、恐怖と脱出を描いたパニック作品。各々の人々の様々な人間関係を描きながら、部屋のひとつから死体が出てくるというミステリも、無理なくラスト迄一気に繋がるのは流石に巧いと思う。シビアな結末も、今となっては現実を感じられるのは良いが、登場人物毎に章節を細かく分けすぎて、私には落ち着かない。タイトルの火と風の神様、人間にはどうしようもない災害の恐ろしさと、その結果被害ばかりではなく、もたらされる恵みも在る事を示唆している様に感じる。

2020/04/21

オーウェン

風速70メートルクラスの台風が接近しており、そこに居たリゾートマンションに泊まっている客たちが巻き込まれる。 オムニバス形式のため複数の人間がおり、それぞれが次第に救出のため絡んでいく。 台風の進路などある程度しか予想できないので、そこに集まる人間たちは楽観視。 そしてマンション内には死体が見つかり、異常者に変貌する人間まで。 サバイバル劇と化していく様相だが、誰が生き残るのかという点で見た方が面白い気も。 ムカつくようなやつも意外と生き残るのが若竹作品らしい。

2024/03/15

とも

★★★★✩面白い。初めは、3つのエピソードという全く違うエピソードが流れ、本題に入るとこれまた1つの章に短い別個の短編の破片が複数含まれ、当分はこの形式は変わらない。よって、大まかな登場人物と流れが分かるまでは非常にとっつきづらい。が、これらの関連が見えてくると、そこからは一気読み。 (続く)

2015/10/17

らすかる

三浦半島のリゾートマンション。個性豊かで、色々な事情を抱えた登場人物たち。そこにプラスされた、大型台風、マンションの手抜き工場、拳銃を所持した逃走犯。果たしてどうなっちゃう?! 災害パニック系なんだけど、結局1番怖いのは人間のエゴ、欲なんだな~って痛感しちゃいました。わかりやすいのは優子姫かな。いやな奴もいっぱいいたけど、他人を思いやれる人もいて救われた。

2018/10/19

感想・レビューをもっと見る