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凛の弦音 (光文社文庫)

凛の弦音 (光文社文庫)

凛の弦音 (光文社文庫)

作家
我孫子武丸
出版社
光文社
発売日
2022-07-13
ISBN
9784334793869
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凛の弦音 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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真理そら

タイトル通り弓道部の篠崎凛の弦音の物語。凛の弓道にかける思いや迷いと謎解きを絡めた話のはずだが、後半は青春物語になっている。作者と奥様が弓道をやっているからこういう雰囲気の物語になったのだろう、この作者はこういう作風のものもお書きになるんだという驚きと共に読了。

2024/01/02

よっち

中学時代から真摯にひたすら弓道に打ち込んできた高校一年生の少女・篠崎凜が、いつの間にかネットで『天才弓道美少女』と評判になってゆく青春小説。引退した中学時代の恩師の家で起きた殺人事件、同級生が部活を辞める理由、借りた竹弓がなぜなくなったのか、新顧問の指導方針、ライバル登場と弦が切れた理由、そしてTV出演のライバルとの対決など、何かあるたびに巻き込まれて葛藤する真面目な主人公でしたけど、それでも周囲に助けられながらしっかりと向き合い謎を解き明かして見せるその愚直でひたむきな姿勢がなかなか印象的な物語でした。

2022/07/13

楊令@

弓道部の日常を描く青春物語、初めの方は謎解き(?)要素でミステリー系かと思いきや青春物語という事で楽しく読めました。弓道の奥深い世界が垣間見え機会があれば弓道をしてみたいです。射即人生、凄く良い言葉。弓道に人生を賭けて挑んでいる凛にピッタリの言葉です。読了後はYoutubeやgoogleで弓道について調べてました(興味が湧いてきた)。何か本気で打ち込める物があるのは尊敬出来る。

2023/05/17

akio

読み終えて、「あぁ、良い本を読めたな」と感じました。古くは武器であり、今はスポーツであり、武道であり…。大いに迷いながら、日々の心の動きと向き合い弓道を邁進する。そんな爽やかなヒロインに魅せられました。不思議な立ち位置の専属カメラマンもいい味です。ラストシーンの思わず溢れ出したその様子に、澄んだ心音を乗せていたに違いない、綺麗な弦音が私にも届いたように思いました。

2022/09/27

のびすけ

弓道に打ち込む高校生・篠崎凛の弓道青春ミステリー。いきなり殺人事件に遭遇する話から始まり、そういう現実離れしたミステリー主体の物語はちょっと…と思ったけど、途中からはミステリーも落ち着き、弓道に向き合う凛の成長物語になって楽しめた。新しい顧問の吉村先生や他校のライバル波多野に刺激を受けた凛は、自分が目指す弓道に思い悩む。弓道の専門用語や所作の映像を調べながらの読書は楽しかった。いろいろと奥が深いんですね。今まであまり知らなかった弓道の世界を知ることができて面白かった!

2022/09/14

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