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経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS)

経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS)

経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS)

作家
芹沢 一也
荻上チキ
飯田泰之
岡田 靖
赤木智弘
湯浅誠
出版社
光文社
発売日
2009-06-25
ISBN
9784334975746
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経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS) / 感想・レビュー

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Teppei Tsujiyama

経済学の基礎知識がないとハードルが高い本。対談、鼎談の形式なので流れは分かるが、細かい所で分からなくなると思う。編集部がやる気ないのか、注釈を何故つけなかったのか疑問。レビューを見ていても全く意味不明な誤解もある。/中身としては良質な経済学、社会学の本、社会問題をマクロ的に解決しようという意志がある。また20代から30代は読んでおくのをオススメ。自分達の将来を決めるのにも役立つ。但し公務員は読まない方が良い、特に官僚は。小さな政府を基本にする考え方だからかもしれないが、無能扱いされている。

2014/06/11

ミッキー・ダック

若手新進経済学者・藤田泰之氏のシノドス主催連続対談集。内閣府の岡田靖氏、「希望は戦争」の赤木氏、「年越し派遣村」の湯浅氏を相手に、若年雇用や貧困の問題をどう解決するかを議論。生産性は自然に2~3%向上するので、その分経済成長しないと失業が発生。従ってこの問題のみならず福祉も含めたシステム改革には、経済成長が必要と主張。「個人に最低生活保障をした上で創意工夫が生かせる自由競争を」という藤田氏の意見に賛成。日本の再分配政策が票のため年寄り・田舎優先となり困窮者に金が届かず不平等社会となっているとの指摘は鋭い。

2013/06/17

ころこ

飯田泰之が岡田靖、赤木智弘、湯浅誠と対談するという、荻上チキのシノドスが企画した新書のような本です。テーマは経済成長で、赤木の章で若者論と経済成長が論点になっていますので、北田らの「現代ニッポン…」(以下前書)の続きのようです。ですが、本書の出版は2009年と、前書よりもかなり前に出版されています。2009年と言えば政権交代前の麻生内閣時代ということになります。本書が前書の続きのように感じられる位、マクロ経済論のレベルが変わっていません。現在はリフレ派の有力論客として知られる飯田が、赤木らに一方的に教えて

2017/06/17

takizawa

Q:経済成長のメリットは?A:希望は、戦争。ではなく、希望は、インフレ。毎年2%の経済成長を続けていれば、つねに人手不足状態になる。そうすれば、現在の非正規雇用発貧困問題は解消される。Q:就職できないのは個人の問題?A:就職活動は椅子とりゲーム。生涯賃金は生まれた年によって決まる。Q:ケインズとハイエクは水と油?A:違う。新古典派が、健康な人間は、体を鍛えるともっと健康になれるといっているのに対し、ケインズは、病気の人間には治療が必要といっているだけ。Q:本書の効用は?A:人文系経済学のビタミン剤に。

2009/08/26

La Principita

風邪を引いているのに、体を鍛えるための筋トレを行ったという例えは分かりやすかった。累進課税の強化、インフレを目指して景気高揚は大賛成だが、逆所得税や人口を養えない地方から都市部への人口集中奨励は斬新すぎて、個人的には現時点では少し抵抗あり。ベーシックインカムは、もう少し掘り下げてみたい課題です。

2010/11/06

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