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ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治

ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治

ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治

作家
谷津矢車
出版社
幻冬舎
発売日
2023-06-21
ISBN
9784344041264
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ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

人を育てる難しさや導くとは・・を感じた。作品の趣旨とはズレるかもしれないが、政を為すは人にあり。その人とは・・人は一人では生きて行けない。時代の過渡期、見極める事の難しさは後世の者が何とでも言う。ドラマ等で存在は知ってはいたが、こうして谷津矢車が光を当てる。これもまた惹きつけられると言うか、面白い人生なのだなぁ。

2023/07/18

spike

戊辰戦争で薩摩の軍師として活躍した伊地知正治。主にその後のことを描く。自分の想いと組織の意思の折り合いがつかず第一線を退くくだり、またその後偏屈で自分を曲げないながらもひたむきに「種を蒔く」ことに想いを馳せる姿は、60歳間近の自分だからこそかとても沁みるものがある。この作者の時代小説は時々手に取るが、だいたい「当たり」(読む時の自分にちょうどフィットする)な気がする。

2023/07/15

K

軍師ですら時代の先行きが読めないほど激動の時代だった明治維新からの明治時代。現代の変化のスピードも凄いが、明らかにかつ大きな変化が起きたこの時代に取り残された人を救おうとしていた人がいたことも確か。日々の勉強の大切さに気付いた。

2023/10/02

chuji

久喜市立中央図書館の本。2023年6月初版。書き下ろし。史実を元にしたフィクション。22頁『伊地知正治は、ただの隠居ではない。薩英戦争や禁門の変において薩摩全軍の指揮を執り、戊辰戦争でも数々の大金星を上げた、官軍随一の軍師であり、明治十年に死んだ西郷隆盛、明治十一年に死んだオオクボトシミチと共に新政府の旗揚げに力を尽くした維新の元勲である。』とありますが、オイラは『伊地知正治』を知りませんでした。『ぼっけもん』とは、大胆な人等を意味する鹿児島弁で薩摩・鹿児島県人の気質を表す言葉だそうで、ピッタシカンカン!

2023/09/05

たなぼう

戊辰戦争、鳥羽伏見の戦い。わずか5000の兵で3倍の勢力の幕府軍を撃破した軍略家伊地知正治。大久保利通、西郷隆盛と並び称される勤王の志士だそうだが、今までよく知らなかった。読むほどにおもしろくなる歴史小説だった。読み応えもあった。

2023/10/15

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