パラスティック・ソウル unbearable sorrow (ディアプラス文庫)
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パラスティック・ソウル unbearable sorrow (ディアプラス文庫) / 感想・レビュー
きなこチロル
【パラスティック・ソウル6/完結】魂に傷があるシドと「乗り換え」コーディネーターのパトリック。傷持ちのシドは精神が不安定でパトリックがいつも気をかけてくれて、いつしか惹かれてしまうが一方通行の恋。そうして得体の知れないパトリックの真実に驚かされ、人を愛してしまったが故、愚かな行動をとってしまう。盲目的なパトリックにはもどかしくてシドを失ってようやく理解し、時はすでに遅しだったけれど彼らの願いは叶った。孫を失った老婆と疑似家族として過ごした日々は満ち足りた気持ちと寂寥感が交錯し胸に残った。
2024/02/22
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