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ちくま文学の森 10巻とっておきの話 (ちくま文学の森 10)

ちくま文学の森 10巻とっておきの話 (ちくま文学の森 10)

ちくま文学の森 10巻とっておきの話 (ちくま文学の森 10)

作家
安野光雅
森毅
井上ひさし
池内紀
出版社
筑摩書房
発売日
2011-05-12
ISBN
9784480427403
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ちくま文学の森 10巻とっておきの話 (ちくま文学の森 10) / 感想・レビュー

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いちねんせい

去年友人と一緒に行った本屋さんで、友人の幼馴染という人に偶然会い、勧めてもらった一冊。かなり読みごたえがあり、久しぶりのモーパッサンや志賀直哉やら小泉八雲やら、個人的に好きな話がいっぱい入っていた。勧められたときは、1200円という値段と、短編ばかり入っているということで全部読めるかしらと思ったのだけど、毎晩寝る前に少しずつ読むのにちょうどよかった。これはまた読み返すなぁ!

2017/07/31

みけのすずね

梶井基次郎「Kの昇天」たちあがる影、のぼる魂、満月の夜、ドッペルゲンゲル。永井荷風「榎物語」榎の木に盗んだ金を隠した愚僧の告白で候。芥川龍之介「ひょっとこ」踊るひょっとこと嘘つきの酔っぱらい、二つの首。など。

2014/11/22

schazzie

古今東西のとっておきの話が詰まったアンソロジー。読んだきっかけはイタロ・カルヴィーノが入っていたからなのだが、どれも秀逸な短編で、久しぶりにいい文章を読んだという満足感がある。基本的には長い物語が好きだが、いい短編は無駄を削ぎ落とす潔さと作家の高度な技術を感じる。チェーホフ的な、日常生活を切り取ってそのまま投げ出しただけの短編が多い中、高度な技術を感じるいい短編にはめったにお目にかかれないが、この本はまさにそういういい短編がぎっしり詰まった本。作家たるもの技巧を凝らさなくてはならない…とはサマセット・モー

2011/07/21

れどれ

前後の話が題材を一部共通させている数珠つなぎの仕掛けもあり、まるで古今東西の作家が車座になって順繰りにいやァそうそうこんな話があってねえと語る場の末席にちんまり居座らせてもらったようで、子供が夜更かしして聞く話のどきどきに近いものを感じながら読んだ。いずれも短編も良かった。とくに魯迅の村芝居がスバラシイ。忘れられない夜に類する話。

2023/03/18

まかあい

「にごりえ」を三回読み返し、苦戦した…海音寺潮五郎と長谷川四郎は、先に読んだ新潮文庫100年の名作と重なっていますね。このシリーズは最終巻から読んでいきます。

2015/11/18

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