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本バスめぐりん。

本バスめぐりん。

本バスめぐりん。

作家
大崎梢
出版社
東京創元社
発売日
2016-11-30
ISBN
9784488027674
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本バスめぐりん。 / 感想・レビュー

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しんごろ

【サイン本】移動図書館の本バスのちょっとしたミステリーっぽい話!移動図書館に馴染みがないので、移動図書館とは、こういうものかと理解できました。移動図書館のスタッフと利用者の本を通してのふれあいを羨ましく楽しく感じながら読めましたし、テルさん、ウメちゃん頑張れ~と応援したくなるほっこり温かい作品でした。いや~、読書ってホントにいいですね(水野晴郎風)

2017/07/31

さてさて

『移動図書館はあくまでもみんなのものよ』という『移動図書館』を舞台に五つの物語が展開するこの作品。本屋さんで本を買ってしまえば一生それは自身の元に存在し続けます。しかし『自分ちにある本を図書館でみつけるとなぜか嬉しくてわくわくしました』という感情を抱く人がいます。『不思議ですね。中身はまったく同じなのに、でもどこかちがうんです』という感情を抱く人がいます。そんなとても繊細な感情を大切にしながら今日もあなたの元へと走り続ける『移動図書館』。本と人を繋いでいくその存在の大きさに気付かされた、そんな作品でした。

2021/11/24

とろこ

会社一筋で生きてきた照岡。本には全く詳しくない。しかし、彼は、知人の勧めにより、65歳にして、移動図書館の運転手になった。相棒は、娘よりも年下の、20代半ばで元気いっぱいな女性司書。2人は、回る先々で、“事件“ともいえないような、些細な“謎“と出会う。けれど、謎の当事者にとっては、とても深刻なことだったりもする。それを、運転手と司書という立場を超えない程度に、解決へと導いていく姿が微笑ましかった。登場人物も、皆温かで、本と本が繋ぐ人との縁も素敵で、心の奥を、春風が通り過ぎていったような気持ちで読了した。

2017/03/29

Yoshihiko

移動図書館のお話5編。最後の話で前4編のキャラたちが総出演してその後を見せてくれました。定年後に、こういう仕事をするのもいいですねと思わせれくれた。

2017/01/13

冴子

移動図書館のヘビーユーザーである私には、とても身近なストーリーでした。我が市の移動図書館には愛称はありませんが、1ヶ月半おきに来て、8冊借りられ、職員さんも5人くらいはおられます。この本みたいに2人で、ずっと同じコースを廻っていたら、きっともっと親しくなれるでしょうね。ちょっとおせっかいなところもあるけれど、コージーミステリーとしては、久しぶりに大崎さんらしい優しい作品でした。続編もあるといいね! ただもう少しメリハリのあるストーリーを待ってます。

2017/02/28

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