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東京ホロウアウト

東京ホロウアウト

東京ホロウアウト

作家
福田和代
出版社
東京創元社
発売日
2020-03-19
ISBN
9784488028077
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東京ホロウアウト / 感想・レビュー

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starbro

福田 和代は、新作中心に読んでいる作家です。本来であれば、来月TOKYO2020開会でワクワクしながら読めたんでしょうが、現時点では流石にテンション低めで読みました。東京の物流が止まったらコロナ禍の比じゃないほどパニックになるんでしょうね。但し、本書では淡々としています。 http://www.webmysteries.jp/archives/22216718.html

2020/06/04

いつでも母さん

まさか今この時期に背筋が硬直するよな本作。あれもこれもと色々考えさせられるのは問題を先送りする国民性だろうか。オリンピック開催目前で道路を狙ったテロ・・物流・食品・ゴミ・産廃・ドライバーの矜持。途中からドンドンのめり込んで行った。『東京は別の国』だろうが何だろうが、人は食う。『真っ先になくなるのは食品』田舎だってポチッとしたらば数日後には物は届く。それは物流を担うトラックドラバーがいてくれるからだ。今だってそうだ。福田さん、面白く読んだが、私の心に巣食う不安が拭えないのは何故だ。

2020/05/01

ちょろこ

物流サスペンス、の一冊。オリンピック開催直前の東京を襲った物流ストップの危機を描くサスペンス。テロ?目的は?社会問題も絡まり興味深く読めた。随所で福田さんのわかりやすく的確な言葉が心にストレートに届くのが印象的。トラックは血液、なるほど言い得て妙。そしてその血液を運ぶドライバーのなくてはならない存在、ドライバー魂なるものが熱く読み手の心にも届けられる。日々当たり前に享受しているものの裏側を見つめること、様々な仕事の連携で社会、生活が成り立っていることの大切さが伝わってくる。清々しい読後感も良かった。

2020/08/20

モルク

オリンピック間近の東京。奥羽タイムズ東京支社に、トラックの荷台で青酸ガスを発生させるという電話がかかってくる。その後次から次と起こる物流テロ。東京のコンビニ、スーパーは商品が届かず、人々は買い占めに走り空っぽ状態。ゴミは回収されず放置される。そこに立ち上がったのはトラックの運転手たち。彼らの連携、協力によりテロリストを追い込む。今の生活が物流あってのもの、というのに気づく。どれひとつ除いても今の便利な生活は保障されない。決してあたりまえのことではないのだ。ところで、政府は何してたの?これも東京問題?

2020/08/30

タイ子

良くできてる作品だなと言うのが第一印象。と、言ったら不謹慎だろうか。日本は今高速道路で一つに繋がっている。それが何かの理由で道路が封鎖になったら現在の物流はどうなるのか。オリンピックを間近に控えた東京で高速道路を狙ったテロが発生。何故?誰が?目的は?次第に明かされていく憎むべき真犯人の姿。何と言っても胸を打たれるのはトラックドライバーたちの矜持がカッコいい。「俺たちが運ぶのは信頼だ」菅原文太のトラック野郎を彷彿させる終盤、兄弟の絆が再結する時、胸が熱くなるシーンが幾度か。当たり前の事が特別に思える一作。

2020/06/10

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