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泡坂妻夫引退公演 手妻篇 (創元推理文庫)

泡坂妻夫引退公演 手妻篇 (創元推理文庫)

泡坂妻夫引退公演 手妻篇 (創元推理文庫)

作家
泡坂妻夫
新保博久
出版社
東京創元社
発売日
2019-04-11
ISBN
9784488402235
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泡坂妻夫引退公演 手妻篇 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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紅はこべ

ヨギ ガンジーの未完の作、惜しかったな。幕間のショートショートもなかなか良い。特に「絶滅」が。青瀬氏が語り手の奇術の章が興味深かった。検索して、動画で確かめながら読んだ。ジャンピングダイヤ知らなかったな。クリスティもカーもクイーンも戯曲を手がけているが、日本の作家はそう多くない。現代なら恩田陸さんくらい?「交霊会の夜」はサンサの出来によるかな。小道具係さんの腕の見せ所。

2019/08/15

nemuro

帯には「本格ミステリ、マジックを愛した騙しの名人。巨匠によるラストステージ!」とあって<ヨギ ガンジー>シリーズほか、名品13編を収録。2012年に刊行された単行本に「酔象秘曲」を加えて二分冊に文庫化した第二幕<手妻篇>。どれも良いが戯曲・「交霊会の夜」が特に面白かった。新保博久氏による、膨大なる「著作リスト」が巻末に整理されているのも嬉しい。2009年の没後も、特に近年、各社から続々復刊されていて、直近8年分の購入本を収めた本棚にもしっかり17冊(うち富良野に住んでからの4年間で14冊)が鎮座していた。

2021/04/10

hnzwd

泡坂妻夫の未収録短編集。こちらは手品絡みのものが多め。ヨガガンジーのラストは色々考えさせられました。

2019/05/31

geshi

ヨギ・ガンジーものはいつもの三人がとぼけたやりとりをしてくれるだけで楽しい。グルメブームをおちょくったユーモアの『カルダモンの匂い』。泡坂先生らしい忍ばせた心理的伏線が光る『未確認歩行原人』。『酔象秘曲』は大将棋と殺人事件とがうまく繋がってないプロトタイプではある。機巧堂シリーズはマジシャンの内幕を描く日常ミステリとして延々と続いていく感じが良い。『交霊会の夜』はお得意の奇妙なキャラクターと心霊番組の内幕の可笑しいやりとり。トリックだけでは弱いのを上から乗っけた印象。

2019/04/29

タカギ

〈ヨギ ガンジー〉シリーズから小説家にしてアマチュアマジシャンの青瀬勝馬のエッセイのようなシリーズ、戯曲まで、バラエティ豊かな全13編。箱入りの単行本には未収録だった『酔象秘曲』も入っている。戯曲『交霊会の夜』が好き。新保博久氏の解説で青瀬勝馬の名前の由来が知れて楽しかった。巻末に著作リストがついている。『亜智一郎の恐慌』読みたいけど、ないんだよな〜。

2020/06/07

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