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新装版『坊っちゃん』の時代

新装版『坊っちゃん』の時代

新装版『坊っちゃん』の時代

作家
関川夏央
谷口ジロー
出版社
双葉社
発売日
2014-06-18
ISBN
9784575306873
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新装版『坊っちゃん』の時代 / 感想・レビュー

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Vakira

9番目の芸術 ルーブル9絵画展で日本の漫画家 谷口ジローの作品を見た。谷口ジローさんは関川夏央さんとのコンビでハードボイルドの漫画を書いていた記憶。気になり、作品を読んでみたくなった。最近お亡くなりなったとの情報、ますます読みたくなった。作品を調べていたらこの本を発見。明治38年、想像するより多忙であった明治。丁度 漱石 夏目金之助も38歳。 漱石を主人公にその時代を生きた著名人が登場。坊ちゃん、清、マドンナのモデルも登場。漱石の青春と創造の苦悩。漫画ですが 9番目の芸術に選ばれた谷口さんの絵が素敵。

2017/12/28

mm

夏目漱石が「坊ちゃん」を書くに至った経緯が粗筋といえば粗筋。そこに、漱石のイギリス文化との齟齬や葛藤、坊ちゃんの登場人物のモデルとなる人物との関わり、物価とお金のやりくり、教授があまり好きでなかったなかったこと等々の漱石の個人事情を描き、背景として明治という時代をあぶり出すという、ずしんとくる骨組みです。ビール、鉄道、服装、間取りみたいな風俗習慣も付録的に面白い。突然明治になったわけじゃない。幕末からの流れの上に、無理矢理西洋を移植しようとしたこの時代の無理が現在にまで祟っているという原作者の視点は有効。

2018/06/30

くさてる

まさに「坊ちゃんの時代」な明治の文豪たちの生活、人生、交友が描かれて、こんなの面白いに決まってるだろなエピソードを谷口ジローのこの絵で描かれるのだからたまらない。面白さから、つい一気読みしてしまったれど、本当はじっくりと味わいながら読むマンガだと思った。続きもゆっくり読んでいきたいです。

2021/12/26

カピバラ

気難しいなぁ夏目漱石。腕がない生徒を懐手と勘違いして叱るシーンの返しが良かった。笑

2014/11/12

かもめ通信

読友さんに薦められて手にした本なのだけれど~、これは~ちょっと、かなり微妙(^^;) 勝手に苦手意識を持っている漱石に、少し~いやかなり同情してしまいましたw 夏目先生にはほおづえついて偉そうに見下し視線でいていただかないと、突っ込み甲斐がないというかww

2016/07/17

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