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致死量の友だち

致死量の友だち

致死量の友だち

作家
田辺青蛙
Mari
出版社
二見書房
発売日
2022-02-21
ISBN
9784576220345
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美少女×ホラー×ミステリの誘惑とは?『みんな蛍を殺したかった』木爾チレン×『致死量の友だち』田辺青蛙対談

木爾チレン氏

田辺青蛙氏

 昨年来、二見書房から気鋭の若手作家が書くホラーやミステリ作品が続々刊行されている。2021年6月の発売後、SNSを中心に若い世代からの爆発的な支持を得ている『みんな蛍を殺したかった』の木爾チレン氏は、2009年に「女による女のためのR-18文学賞」で優秀賞を受賞しデビュー。その後、『これは花子による花子の為の花物語』(宝島社)などの恋愛小説や、ゲームのノベライズなどを経て、『みんな蛍を殺したかった』で初めての長編ミステリを書き下ろした。

 そして、2022年2月には、『生き屏風』(角川ホラー文庫)、『大阪怪談』(竹書房怪談文庫)など、主にホラー・怪談を手掛けてきた田辺青蛙氏が『致死量の友だち』でミステリに初挑戦。

 ミステリ出身ではない2人が新境地を切り開いた両作品は、まったく違う作風ながら、共通点がいくつかある。まず、メインとなるキャラクターが10代の少女であること。思春期特有の少女たちの残酷性や、窮屈な世界でじわじわと迫ってくる謎と恐怖。そこで、木爾氏と田辺氏による対談形式で、両作品の魅力について語っていただいた。 (取…

2022/4/30

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致死量の友だち / 感想・レビュー

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よつば🍀

一冊、丸ごと毒にまみれた不快感100%作品。主人公は学校で苛烈ないじめを受け、家族からも疎まれている宇打ひじり。自殺を決意した日に、美しいクラスメイト・夕実に声を掛けられ、いじめ加害者を毒で殺害する事を持ち掛けられる。美しい夕美にどんどん惹かれ、恋に似た感情が高まり、彼女に言われるがまま僕のごとく行動する従順なひじり。百合要素にイヤミスをミックスさせた本作だが、登場人物が揃いも揃って癖の強い人ばかり。次々と起こる事件、犯人は一体誰?先が気になり一気に読み進め明らかになった黒幕にゾッ。毒と狂気に胸やけする。

2022/04/13

fwhd8325

後半になるにつれて、だんだん読むのが辛くなってしまいました。前半のテンションの方が好みです。もっと毒薬のうんちく満載にしてくれてたらよかった。

2023/01/29

のりオバ

高校生のひじりは毎日クラスメイトにイジメを受けていたが、同じくイジめられていた夕実にクラス全員を毒殺して一緒に復讐しようと誘われる。二人で綿密な毒殺計画をたてていたがある日夕実が毒殺される。そしてひじりは夕実の仇を打とうと一人でクラスメイトを探り始める。最後は畳み掛けるようなどんでん返しもあるが、全体的には優しい物語であった☺️

2022/09/03

Takeshi Kambara

主人公のひじりはクラスメイトや教師から酷い虐めを受ける毎日で家では酷いネグレクト。そんな彼女に声をかけてきたのは同じく虐めを受けているクラスメイトの夕実。毒にやたらと詳しい夕実の知識でクラスメイト皆殺し計画を練り始める。いよいよ決行というときにとんでもない事件が起こってしまい…。ぶっ飛んだ展開、クズだらけの学園と設定からツッコミどころ満載ながらも面白かったのだがあまりにも重く暗く凄惨な展開と何とも言えないオチのせいで胸の中にズンッと重たく消えないものが残った…そんな読者すらも毒状態にしてしまう危険な書物。

2022/10/11

のりすけ

クラス全員からいじめにあっている夕実とひじりは憎きクラスメイトを毒殺しようと考える。が、夕実が死亡しクラスメイトもみんな死んでいきはる~。毒の説明とかもうええから!どうでもいい解説に尺をとられて肝心の心の機微が巧く描かれてなかった気が…。上滑り感がすごかった。田辺青蛙さん、好きなのになー。これはいまいち。

2022/07/02

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