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幸田文 季節の手帖

幸田文 季節の手帖

幸田文 季節の手帖

作家
幸田文
青木玉
出版社
平凡社
発売日
2010-02-20
ISBN
9784582834666
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幸田文 季節の手帖 / 感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

私が熱愛する作家のエッセイ集。季節がテーマ。あまり読んだことがない文章だと思ったら、単行本未収録のものが中心だった。私は幸田さんが好きで、一時期は朝から晩まで読みふけり、『おとうと』の冒頭の部分は暗唱できるほどだった。なぜそれほど惹きつけられるのだろうか。感覚が鋭く、物事の本質をくっきりと表現できるからだろう。腕時計の冷たさから秋が来たのを感じる取る感覚の鋭さは素晴らしい。私達の生活は平凡なことの積み重ねに過ぎない。それでもその平凡さの中に隠されている限りない美と喜びを幸田さん本は教えてくれる。

2013/03/15

いま、こんなにも美しい言葉を紡ぐ随筆家って日本にいるのでしょうか。季節の移り変わりを集めた随筆集ですが、本当にちょっとしたことで季節の始まりや終わりを感じとって、それを美しい文章に仕立て上げています。お父様もたまーに登場されたりして。春の章の「花三題」がお気に入り。何度も読み返したくなります。

2015/05/23

メタボン

☆☆☆☆ ところどころに出てくる古風な言葉がたおやかで美しい。季節を細やかな情緒で捉えて、流麗な文章で掬い取る。読んでいて清々しい。季節をこのようにとらえる感性が、果たして今の日本人にどれだけ残っているのだろうか。幸田文の文章から感じること、学ぶことは非常に大切だと思った。

2018/09/28

あつひめ

言葉の美しさと優しさが季節の移ろいと供に紡がれている・・・と表現したくなる作品。今では幻となりそうな物の名前が綴られている。忘れちゃダメだよというように。大切な日本語を後世に受け継ぎたい・・・そんな想いのあふれる自然体の作品集。幸田さんの作品をもっと読んでみたい。

2010/05/20

双海(ふたみ)

「流れる文体」とでも言いましょうか。このような随筆を書くことができる日本人は現代にはおりませんでしょう。そう思ってしまうくらい彼女の文章は透き通っていて且つ温かみが感じられるのです。四季をひとつひとつ愛でているのです。

2012/12/11

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