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いらないねこ (MOEのえほん)

いらないねこ (MOEのえほん)

いらないねこ (MOEのえほん)

作家
ヒグチユウコ
出版社
白泉社
発売日
2017-09-01
ISBN
9784592762157
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「いらないねこ (MOEのえほん)」のおすすめレビュー

“手にとって何度も見たい”全国の書店員さんに支持された2017年ベスト絵本は、ヨシタケシンスケさんの『なつみはなんにでもなれる』――「第10回MOE絵本屋さん大賞2017」贈賞式レポート

 空前の絵本ブームといわれる今、書店の絵本コーナーには本当にたくさんの本が並んでいます。一体、どれを選んだらいいの…? そんなときには絵本専門誌である『月刊MOE』(白泉社)が主催する「MOE絵本屋さん大賞」受賞作品を手にとってみてはいかがでしょうか。全国の絵本専門店・書店の児童書売場担当者(=絵本屋さん)3000人にアンケートを実施。最も支持された新刊絵本30冊を決定する年間絵本ランキングであるこの賞は、いわゆる「現場」のプロが選んだだけに、その面白さは折り紙つきなのです。

 現在発売中の最新『MOE』2月号では、「第10回MOE絵本屋さん大賞2017」を大特集。先日、都内某所にて贈賞式が開催されました。

 受賞作家たちが喜びを語ったその模様をお届けします。

『MOE』編集長の門野 隆さんの挨拶から贈賞式はスタート。続いて第10位までのMOE絵本屋さん大賞、新人賞、パパママ賞(※)の受賞作品が次々発表され、白泉社の鳥嶋和彦代表取締役社長がお祝いの言葉を寄せました。

〈月刊『MOE』門野 隆編集長のご挨拶〉

「絵本の世界はとてもバラエティに富み、アイデ…

2018/1/22

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連載時から大反響! 「ぬいぐるみのニャンコ」新作絵本第2弾は、捨てられた子猫を救った「ニャンコ」の子育て! ヒグチユウコ『いらないねこ』

『いらないねこ』(ヒグチユウコ/白泉社)

 猫というのはつくづく不思議な生物である。猫と暮らしはじめて半年を迎えるいま、そんなことをしみじみと思っている。とくに不思議なのは、犬のような愛想があるわけではない(むしろとてつもなく無愛想である)にもかかわらず、その存在をどうしようもなく愛しく感じてしまうことだ。

 そしてこの度、猫の不思議な魅力を存分に感じられる絵本『いらないねこ』(ヒグチユウコ/白泉社)が発売された。本作はねこのぬいぐるみ“ニャンコ”を主人公にした『せかいいちのねこ』に続く第2弾。前作では、本物の猫になるために、猫のひげを集める旅へと出かけたニャンコ。本作では、捨てられて弱った子猫と出会い、“おとうさん”になって子育てをする話。

 “いじわるねこ”や“おねえさんねこ”、本屋の“店主のねこ”たちの力を借りながら、生まれてはじめての子育てを順調にこなしていくニャンコ。心優しいニャンコからたっぷりの愛情をもらって、弱っていた子猫はすくすくと育っていく。そして、おとうさんであるニャンコと、ほとんど変わらない大きさにまで成長した。

 しか…

2017/9/2

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 人気画家・ヒグチユウコさんが描く個性豊かな猫たちの繊細で上品な絵と物語は、大人も満足できる贅沢さがある。8月3日(火)に発売された最新作『ファッションマジック』(白泉社)は、そんな“ヒグチさんの猫たち”をぱらぱらめくって、自由自在に好みの表情とファッションにカスタマイズできるという仕掛け絵本。ここで、これまでのヒグチ作品をまとめてご紹介! あらためてその魅力に触れてみてほしい。

2021/8/3

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『MOE』ヒグチユウコ巻頭大特集にファン歓喜!「これまでで一番濃厚な特集では!?」

『MOE』2019年1月号(白泉社)

 2018年12月3日(月)発売の『MOE』2019年1月号では、画家・ヒグチユウコを巻頭で大特集。深みのある世界観をぎゅっと詰め込んだ内容に、ファンからは「これまでで一番濃厚なヒグチユウコ特集では!?」と喜びの声が巻き起こっている。  巻頭特集「ヒグチユウコ 絵の秘密」は、同誌で連載されている『ほんやのねこ』の絵本発売を記念したもの。『ほんやのねこ』は『せかいいちのねこ』『いらないねこ』に続くシリーズ第3弾で、11月16日(金)に刊行された絵本だ。  閉じ込み付録「『ほんやのねこ』シール」にはメインキャラクターの本屋の女主人はもちろん、ギュスターヴくんらシリーズの人気キャラが登場。また特別付録の「かわいい形の猫便箋」は、アーチ状の便箋に可愛らしい女主人が描かれたデザインに。ファンからも「これだけで買う価値があるよ!」「特別付録だけで余裕で元が取れる」「素敵すぎて永久保存決定です」と人気の特別アイテムとなっている。  ページをめくっていくと、2019年1月19日(土)から世田谷文学館でスタートするヒグチユウコ…

2018/12/20

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いらないねこ (MOEのえほん) / 感想・レビュー

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starbro

ヒグチユウコは、新作中心に読んでいる絵本作家です。本作は先日読んだ『せかいいちのねこ』の続編です。主人公のニャンコは、相変わらず薄汚く可愛くないですが、今回は子猫のお父さんとして頑張りました。利益優先のペット業者や無責任な飼い主により、沢山の子猫の命が失われていると思うと胸が痛みます。

2017/09/15

Vakira

ヒグチユウコさんの描く絵はリアルで可愛い。最近発売され初版だったので思わず購入してしまう。毎度のニャンコ登場。主人公はぬいぐるみのねこ ニャンコ。脇役 原始生物アノマロのぬいぐるみ。いじわるでないいじわるねこ登場。モデルはボリス君だろう。絵を見ているだけで楽しい。なんとも 脇役のアノマロ君のキャラがいい。でも やっぱり ギュースターブヴくんがいいな~今回は登場しません。

2017/10/03

k sato

ぬいぐるみのねこ・ニャンコ。ある日、生まれたばかりの子猫を見つけて、お世話することになりました。仲間の猫にも協力してもらいながら、ニャンコは子猫の父として奮闘するのですが・・・いらないねこなんて、一匹たりともいません。猫の殺処分が問題視され、自治体が条例制定や保護に乗り出しています。一定の成果は得られているようですが、今度は多頭飼育崩壊や高齢世帯での飼育問題も知られるようになりました。猫の気持ちを推し量ると心が痛みます。猫との共生を学ぶ場や共同で終生養育するなど、できることはあるのではないでしょうか。

2023/04/13

yanae

ヒグチさんのニャンコシリーズ♡何度見てもかわいい…!今作はニャンコが猫の赤ちゃんをひろって育てる話。ぬいぐるみだけどニャンコはしっかりおとうさんなんだ。本屋のねこ、いじわるなねこ(笑)みんな出てきてニャンコを助けてくれる。心暖まる素敵なお話でした♡何よりもう絵が素敵すぎる♡

2019/05/12

愛玉子

息子小二の夏の話ですが、なかなか帰ってこないのでそこらを探しに行ったら、友だち数人と野良猫を拾って、飼ってくれる人を探して同級生の家を回ってたんです。成猫で重いから交代で抱っこしてね。結局、近所のお宅で飼ってもらえることになって。汚いから飼い猫ではなさそうなのに、ものすごく人懐こくて変な顔の猫でした(犬を飼ってなかったらウチで飼いたかった。可愛かった!)いらないねこなんて、いないんだよ。いじわるねこの服にBとあるので、ボリスのBと思っていたのですが、もしやbeans…?豆模様の服がとってもお洒落!欲しい。

2021/02/01

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